【特集記事】数字で見る長崎〜仕事とお金と暮らし〜
2023.03.28
地元っ子に改めて考えてほしい「長崎で働く・暮らす」ということ。
都会には都会の良さがあるように、長崎にも長崎でしか経験できない豊かな暮らしや価値があるみたい。
いろいろな統計データをもとにした「数字」から、長崎の仕事とお金と暮らしをイメージしてみしてみよう!
①東京と長崎ではプライベートに充てる時間が違う!?
総務省統計局が発表した「社会生活基本調査」によると、東京と長崎をくらべたときに余暇時間が23分多く、
通勤時間だけでも16分短く済むという結果が。
通勤ラッシュもないから、気持ちに余裕を持って通勤することができ、余暇時間が長めなので、
趣味やプライベートが充実できるのでは!?と言われているみたい。
②子育てしやすい環境のある長崎!
全国の特殊出生率が1.49と言われるなかで、長崎県の特殊出生率は1.66と、全国3位の長崎。
認定こども園の数が0〜5歳人口1万人比12.0件で、全国平均4.5件と比べると圧倒的な充実度なのです。
まだまだ、驚くことなかれ。さらにそのなかでも開園時間が11時間を超える延長保育実施の施設は対象千世帯比6.7施設。全国平均3.2施設に対して、これまた2倍の数もあるんです。
特殊出生率の高さも納得。子育てしやすく、女性が活躍しやすい環境があるのも長崎の特徴といえますね♪
③だから!若い世代の移住率がめっちゃ増加してる!
2021年度のU・Iターン者は、1,740人。5年前(2016年度)の454人と比べると約4倍に増加しているんです!
しかも、2021年度のU・Iターン者総数のうち、40歳代以下の若い世代がなんと8割以上を占めているというから驚き。
転出超過率を取り上げられることが多い長崎だけど、若い世代の移住の多さにもぜひ注目したいところ。
プライベートの充実や子育てしやすい環境を大事に考える人には長崎はもってこいの地域だったのだ!
①都市部に比べ消費支出額が低く手元に残るお金の多い長崎
地元で就職するか、都会で就職するか?迷っているならリアルな数字で判断してみるのはどうでしょう。 長崎の年収は階級別に見ると年収300万円未満の世帯が一番多く91580世帯(48.6%)。 都会に比べると収入が低いのは事実。
だけど、2人以上世帯の年間支出平均は長崎市325万円、博多区360万円、新宿区450万円と、大きな差があり、実は手元に残るお金で比べると福岡や東京より多いというデータも!
②社会人の先輩に聞いた!給料別暮らしのリアル
実際の手取り額って、実は「給与」より20%〜25%くらい少ないって知ってました!?
企業や額面、扶養の有無などによっても変わるんだけど、額面20万円の場合、手取りは16万円くらいが平均的なんです。長崎で働く社会人の先輩に、実際の給与と手取り額と家計の詳細を教えてもらったのでチェックしてみてくださいね。
将来の自分の生活をイメージしながら、企業選びをしてみるといいかも。
①長崎市ではどんな産業が盛ん?
長崎市の「産業分類別売上高」から紐解いてみてみると、長崎で盛んなお仕事がなんとなく見えてきた!
全国平均6.9%の「医療・福祉」は長崎では26.9%で4倍、全国平均0.9%の「教育・学習支援業」は長崎では2.7%で3倍、全国平均2.8%の「生活関連サービス業・娯楽業」は長崎で8%で2.8倍という割合なんです。
産業大分類別に売上(収入)金額(総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」)をみると「卸売業・小売業」が1兆2,505億円と最も多く、次いで「医療,福祉」1兆970億円、「製造業」5,388億円ということ。長崎の経済の特色を掴めば、業界研究や企業の選択もしやすくなるはず!
②長崎進出の誘致企業、増えてます!
意外と知られていないみたいだけど、実は長崎市の誘致企業数は右肩上がりの状況で、過去15年で44社が進出。良質な雇用も生まれていて、中には良く耳にするような大手企業も!ソフトウエアの研究開発を行う企業などの情報通信関連産業が特に増えており、長崎大学や長崎県立大学に専門の学部があることが要因の一つと言 われています。
①就業場所の約4割が長崎市内に!
長崎市内の企業規模を従業員数別にみてみると、従業員数30人未満の企業が34%、30〜100人未満の企業が32%という割合。就業場所別で見てみると、長崎県内企業の37%が長崎市内にあるんです。ちなみに、全国の従業員数別割合は従業員数30人未満の企業が91%、30〜100人未満が6%、100〜300人未満は1.73%(出典:平成24年経済センサス‐活動調査 企業等に関する集計-産業横断的集計)という結果。
実は長崎は、全国に比べて規模がやや大きめの企業が多かった!
②長崎に多い企業の業種とは!?
県内就職応援サイト「Nなび」に登録している企業数でチェックしてみたら、サービス業が26%でダントツ!観光業の盛んな長崎らしい結果でした。医療・福祉は、産業別売上高と同じ2位。日本一離島が多く、海岸線の長さも北海道に次ぐ全国2位という立地からか、長崎には建設・設備関連の企業も多いみたいです。
知っているようであんまり知らない、ジモト・長崎のこと。
数字を通して改めて長崎を見てみると、知っているようで知らなかった長崎の姿が見えてきませんか?
地元で就職するか都会へ行くか迷っているアナタ、そんなの断然都会!と思っているアナタ、まだまだ考えだしたばかりのアナタ。自分の未来のイメージと長崎のリアルなデータを照らし合わせながら考えることで、アナタの人生の道が見えてくるかもしれません。
人生の大切な選択肢、ぜひじっくりと検証してみてくださいね。