■トップインタビュー
取材年:2018年
創業から75年目を迎える森谷商会は、建設用の機械や資材を扱う総合商社。離島を含む県内全域の幅広いエリアに事業所を設けており、縁の下の力持ちとして長崎のまちづくりをハード・ソフトの両面からサポートしています。森谷八郎社長のお話です。
「販売・サービス・レンタル。この3本柱を中心に事業を広げてきました。道路やビルなど建設現場への機材貸し出しはもちろん、最近はイベント用の大型ハウスの貸し出しなども行っています。今後は農業や林業、水産業に関する商品を扱える体制を目指しており、どんどん多様化していますね」
時代のニーズを的確に捉えて、事業を少しずつ広げてきたんですね。
「中でも創業時から変わらず大切にしてきたのが、和の精神です。会社のみんながお互いに他人事と思わず、助け合える環境が大事なんです。会社そのものがみんなの家。まず社員が第一ですよ」
森谷商会は各事業所をひとつのチームとして捉えて評価。成績がプラスになった事業所は、全員にその利益分を還元するような形をとっているそうです。「頑張った分はきちんと評価する。それが会社全体のモチベーションに繋がっています」と話す森谷社長。お互いにコミュニケーションをとりながら、切磋琢磨できる環境が自慢です。
近年は建設業界のIT化が求められており、ニーズも常に変化しています。現場の機械にも新技術が導入され、GPSを搭載して正確に位置情報を把握できる機械もあるのだそうです。また女性作業員も増えているなど、環境の変化が見受けられます。そんな時代だからこそ、より柔軟な人材が必要だと森谷社長は考えています。
「もちろん専門的な技術も必要ですが、まずは人柄。ある意味のんびりしているというか、まっすぐな人がいいですね。うちの会社は人材が安定していて素直な社員が多く、よく社外の方からも褒めていただきます。これも、おそらく社風みたいなものですね」
働きやすい環境を大切にする会社としての姿勢が、随所に感じられました。
PROFILE
森谷八郎さん
代表取締役社長
1995年に森谷商会の社長に就任。当初は建設資材や機械の販売・レンタルなどが事業の中心だったが、その後は時代の変化に合わせて拡大を行なっている。長崎・熊本に15ヵ所の支店や出張所を持つ。桜町に本社があったが、長崎大水害で現場の作業が増えたことに合わせて平間町に移転。
■社員インタビュー
取材年:2018年
現場はどれも違います。臨機応変に対応できる力を身につけたいですね
古立英世さん
現場の規模や期間によって、求められる機械の種類や機材の数、搬入のタイミングも異なります。古立さんは直接現場に足を運び、現場監督と話し合います。時にはうまくいかないこともありますが、今ではきちんと人間関係を築いて、信頼される営業マンとして活躍しています。
東長崎支店で営業を務める入社9年目の古立英世さん。主に資材や機械の販売を担当しています。
「土木部を持つ会社に訪問したり、実際に現場監督の方と打ち合わせをして、工事の日程や進捗に合わせて搬入時期を決めることもあります。現場で求められるのは、臨機応変な対応力。商材も大きいものから小さいものまであって、現場の規模もさまざまです。納期を把握した上で、幅広い状況に対応することが求められます」
入社当初は右も左も分からない状態でしたが、現場に足を運んで少しずつ覚えていったといいます。営業をする上で大切なのが信頼関係。古立さんは、担当の方に合わせて接し方も工夫しているそうです。
「仕事と関係ない話ばかりすることもありますよ。人対人なので、相手のペースに合わせられるようにしています。すぐに結果が出なくても、苦労しながら覚えた方が身にしみます」
あくまで前向き。熱心に勧めた商品を選んでもらえた時には、大きな達成感があるそうです。
ところで、森谷商会の魅力の一つは、事業所ごとの団結力です。古立さんが所属する東長崎支店もチームワークが自慢。
「分からない社員には積極的に先輩が声をかけるし、他の支店に負けるなって励ますこともあります。もっと良くしようと考えた意見を、素直に言いやすい環境です」
古立さんは中途採用で、もともと地元長崎での就職を目指して転職活動をしていました。
「コミュニケーションが円滑な今の職場は、自分に合っていると思います。今後はこれまでの公共工事だけではなく、環境産業などといった新しい分野にも取り組んでいきたいですね。やってみないことには分からないですけど」
そう話しながら、さらなる活躍を目指しています。
現場はどれも違います。臨機応変に対応できる力を身につけたいですね
株式会社森谷商会
古立英世さん
昔からの友人たちとツーリングを楽しむ
休日のリフレッシュ方法は、自分でカスタマイズしたバイクでのツーリングだと話す古立さん。一人でバイクに乗るのが好きで、休日に仕事から離れて快適にリフレッシュができています。
「予定を合わせて友だちともよく行きます。最近は近場が多いですけど、泊まりがけで遠方まで行くこともありますね。以前は、熊本までツーリングしました。景色がすごくきれいでしたよ」学生時代の友人とは年に2回程度のペースでツーリングをしているそうです。「お互い生まれ育った地元の長崎市で仕事をしていると、予定も合わせやすいですよね」
昔からの繋がりを大切にしながら、趣味のバイクを存分に楽しんでいます。
森谷商会はレンタル事業も行なっており、工事現場の機材だけではなく、イベント用の大型テントも貸し出しています。取り扱い商品のバリエーションの豊富さも強みの一つです。
■企業概要
株式会社森谷商会
所在地 | 長崎市平間町1361 |
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電話番号 | 095-837-1223 |
ホームページ | https://www.moritanisyokai.co.jp |
設立 | 1948年9月 |
代表 | 森谷八郎 |
資本金 | 3,000万円 |
社員数 | 全従業員 140名 |
初任給 | 165,000円~ |
休日休暇 | 年間100日 |
福利厚生 | 社会保険・厚生年金・雇用保険・確定給付企業年金(退職金制度)他 |
インターンシップ 受け入れなど |
インターンシップ受け入れ/無し 大学生アルバイト受け入れ/無し |
採用担当者連絡先 | 095-839-4957(円田) |