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藤村薬品株式会社

■トップインタビュー

取材年:2021年

時代やニーズの変化に素早く応え
質の高いサービスを提供しながら
長崎の人々の健康に貢献する

保管や輸送には商品ごとに異なる温度管理が必要です。最高レベルの品質管理、圧倒的な品揃えによる安定供給で、安全と安心を届けます。

地域密着で県民の健康に奉仕

 医療用医薬品を中心に、医療機器・医療食等の卸売販売業として長崎県下全域をカバーする藤村薬品。1894年に藤村萬作氏が外国人居留地の近くに開業した薬店を起源とし、125年の長きにわたり長崎とともに歩んできました。
「曾祖父が店を開いた大浦地区から、昭和初期に、現在藤村薬局本店がある大波止に移転しました。昔はその辺りまで汽車の線路が延びており、上海航路や五島、西彼半島への船などが発着し、対岸の三菱重工への通勤船も運行していましたので、一日中とても賑わっていたと聞きます。店頭での小売りと同時に、船で薬を各地に運んだそうです」
 医薬品卸売りの始まりですね。長い歴史に責任と使命を感じます。
「歴史も大切ですが、継続していくことが何よりも大事なことだと思っています。私たちの会社は、長崎の地に育んでいただきました。医療用医薬品の供給を通して、県民の健康に奉仕したいと考えています。得意先のニーズは、時代と共に変わります。それに対して、会社の機能を進化させ、社員一人ひとりのスキルを磨き、行動よりも〝考〟動していくことが必要です。長崎県には医薬品卸売業者が8社もあります。その中で私たちは、医療関連の各メーカーをフルラインで取り扱い、充実したお客様支援でも喜んでいただいております。2005年より、福岡に拠点を置く株式会社アステム系列のフォレストグループと提携し、いっそう内容の濃いサービスを提供できるようになりました」

高齢化や技術の進歩に適応する

 高齢化社会が進むとともに、医療技術や医薬品も進歩する中、そうした変化に適応することで、広がっていくのでしょうね。
「広げるより、深めていくことでしょうか。近年では自治体連携講演会など、重症化予防の啓発活動も進めています。私たち藤村薬品は、長崎を愛し、医療用医薬品の提供を通して地元に貢献する、健康に貢献する……この想いに共鳴して集まった社員たちが活躍している会社です」
 穏やかな眼差しは、同時に力強く長崎県民の健やかな未来に注がれていました。

PROFILE

藤村尚賢さん

代表取締役社長

1957年長崎市生まれ。第一薬科大学を卒業後、1982年に入社。商品部や諫早支店、総務など、社内の各部署を経験し、その後営業本部長を務める。2021年に代表取締役社長となる。趣味はゴルフや読書。新型コロナウイルスが収束したら世界遺産を訪ね回りたいとのこと。

■社員インタビュー

取材年:2019年

取り扱うのは200社以上のメーカー
フルラインの品揃えで
病院、医院と薬局を繋ぎます

商品知識はもちろん、病気やIT、経営に関することまで幅広くカバーします!

御手洗 駿さん

倉庫で検品作業にあたる御手洗さん。多様な商品名に苦労した新人時代も、今となっては懐かしい思い出です。

勉強会で知識を学び資格を取得

 入社9年目に入り、後輩たちも増えてきた御手洗駿さん。清潔感のある落ち着いた物腰に、頼もしさを感じます。福岡大学経済学部を卒業した当時はいわゆる就職氷河期。就職活動には苦戦したそうです。
「もともと医療系に興味がありました。当初は福岡での就職を考えていたのですが、長男でもあるし、地元長崎を選びました」
 薬品会社の営業職は、MRとかMSとか呼びますよね。
「MR(メディカル・レプレゼンタティブ)は病院の勤務医に対して自社製品についての情報提供を行う製薬会社の営業で、MS(マーケティング・スペシャリスト)は私たちのような医薬品卸売販売会社の営業です。調剤薬局や開業医の先生などに、さまざまなメーカーの製品についてお知らせしたり、経営に関するお手伝いをしたり。当社では、幅広い業務に対応するために、社内独自にMC(メディカル・コミュニケーター)という資格もあります。年1度認定試験があり、学術・制度・機器などいくつもの単位が必要です。3年目から受験でき、私は4年目で取得しました。新しい知識もその都度取り入れていく必要がありますし、薬局で開催する勉強会の前には、時に資料を持ち帰って準備もします」

上司を支え後輩にも目を配る立場

 営業職社員のタブレットPCには、疾患についての資料がダウンロードされています。フォレストグループの薬剤師チームによる専門的な資料で、自身の勉強や薬局でのプレゼンができるそうです。
「調剤薬局や開業医院など50〜60カ所を担当し、1日20カ所ほど回ります。患者さんの様子を直接見ることはできませんが、ある新薬を医師に使っていただき、血圧や血糖値が下がったとか、嫌がらず薬を飲んでくれるようになったとか、後日聞いた時、間接的ではあるものの、患者さんのお役に立てたことを実感します」
 今後の目標は何ですか。
「最近、主任試験の準備を本格的に始めたところです。私自身、周りに助けられながらやってきましたので、今度は自分が係長を支え、後輩に目を配ることができるようになりたいと思っています」

商品知識はもちろん、病気やIT、経営に関することまで幅広くカバーします!

時に夜間や休日、緊急の対応が必要な場合も。日夜人々の健康を支えます。

■企業概要

藤村薬品株式会社

所在地 長崎市田中町2022
電話番号 095-837-8336
ホームページ https://www.fujimurayakuhin.jp/
設立 1946年
代表 藤原尚賢
資本金 4億8,000万円
社員数 全従業員 242名 うち正社員130名(男性108名、女性22名)
初任給 183,780円(大学院卒)、181,980円(大卒)
休日休暇 土・日・祝(週休2日)、夏期休暇、年末年始休暇、年次有給休暇
福利厚生 社会保険(健康・厚生年金・雇用・労災)、退職金制度、資格取得補助制度、育児休業制度、介護休業制度
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/無し
採用担当者連絡先 095-837-8336(古川)
saiyo@fujimurayakuhin.jp

藤村薬品株式会社

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