■トップインタビュー
取材年:2018年
株式会社イシマルは長崎県内外の企業、官公庁などを対象に、快適なオフィス環境の提案やトータルコーディネートを行う企業です。事務用品、コンピューター、複写機など取り扱う商材は幅広く、本社オフィスには営業職をはじめ、機械やパソコンのメンテナンスを担当するサービス部門といった、さまざまな部署が設けられています。石丸太望社長にお話を聞きました。
「ひとつ強みを言わせていただくと、当社にはネットワークの構築を専門とするスタッフと、システム開発担当のSE(システムエンジニア)が在籍するソリューション営業部があります。中小企業のお客様の場合、情報システム専門の人材資源は限られてきますので、代わりにハードとソフトの両面でサポートする部署です。また、会社全体で言えることは、商品をPRするのではなく、お客様の『お困りごと』をいかに解決するのかが私たちの仕事。インターネットの普及とともに競合各社が増える中、価格だけでは生き残ることはできません。お客様が求める情報を把握し、我々しか知らない情報をつねにブラッシュアップする。そしてお客様へ提供することを心がけています」
部署ごとの仕切りがなく、開放的なオフィスですね。
「2021年7月に、業務の目的で働く場所を選べる『アクティビティー・ベースド・ワーキング(ABW)』の考え方を導入したオフィスに全面リニューアルしました。アフターコロナの時代に合わせたオフィス機能を自社モデルに実験しようと「働き方研究所」として再出発したところです。また、リニューアル時に出た使用済みオフィス家具は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献するべく、海外に寄付致しました」
新入社員の研修制度も充実していると聞きました。
「はい。入社後、数カ月は商品や会社の理念といった座学での勉強と、上司や先輩に同行するOJT研修をします。また、簡単なことにはなりますが、責任のある役割を持たせて取り組ませたりもします。年2回の人事評価では、数字的な部分だけでなく、仕事をする上でどういったプロセスをたどってきたかも評価の対象になります。本人と上司がそれぞれ評価を持ち寄り話し合うことで、成果だけでなく、次の半期に向けた課題も見えてくるんですよ。社員の働く喜びや嬉しさを追求していきたいと思います」
PROFILE
石丸太望さん
代表取締役社長
1985年長崎市生まれ。長崎西高校卒業。立教大学へ進学し、卒業後キャノンマーケティングジャパンに入社。3年間勤務した後、会社の研修施設としても使用している「中小企業大学校」の経営後継者コースにて、10カ月間、経営について学ぶ。2023年10月より現職。趣味はゴルフ。長崎くんちでは、東濱町「竜宮船」に根曳きとして出場。
■社員インタビュー
取材年:2023年
2021年に「働き方研究所」として事務所全体がリニューアル。理想の働き方を追求します
町中 裕太さん
2018年に入社した町中裕太さんは、OA機器全般を扱うカスタマ営業部に所属しています。
―イシマルを選んだきっかけは。
「合同企業説明会で、営業職の楽しい部分だけでなく、つらい体験談を包み隠さず話してくれたのが印象的でした。インターンシップで営業の現場に同行した時、クライアントから業務と関係のない相談を受けても嫌な顔ひとつせず対応されていた姿を見て、『かっこいい!この先輩たちと一緒に働きたい』と思いました」
―どのような仕事をしていますか。
「主にOA機器やオフィス家具、ICT製品などの販売をしています。2023年現在は大村・諫早の県央エリア地区の担当です」
―思い出に残る仕事のエピソードは。
「約1年がかりで、新築事務所のオフィス家具の提案をしたことです。クライアントとのヒアリングや打ち合わせを行い、納品が終わった後、お客さまから『お任せして良かった』と言っていただけた瞬間はとてもうれしかったです」
―仕事で気をつけていることは。
「商品の納期に遅れないことです。コロナ禍では部品を作る工場が営業をストップせざるを得なかったこともあり、複合機の納期が遅れそうになって、お客さまに迷惑をかけたこともありました。その経験から、納期に間に合うよう特に気をつけるようになりました」
―それは大変でしたね。
「ただ、そこで得た教訓もありました。コロナ禍を経た今、電話やメール、ウェブ会議などが社内でも浸透したと思います。2023年初めの大雪の時は、事前に自宅にパソコンを持ち帰って、会社に出社できなくても仕事ができるような体制をすぐに取ることができました」
―経験には何も無駄はないですね。最後に今後の目標を教えてください。
「情報セキュリティマネジメントという資格を取りたいですね。IT分野のスキルアップがしたいです。営業部としては、県央地区の営業所の開設です」
2021年に「働き方研究所」として事務所全体がリニューアル。理想の働き方を追求します
株式会社イシマル
町中 裕太さん
愛娘と過ごすのが一番の癒やし
休日は「子どもと遊ぶのが楽しみ」と話す町中さん。「2023年7月に第1子が生まれたので、より効率よく仕事をこなして、終業時間に帰れるように心がけています」。育児休暇を取得予定で、奥さんと一緒に育児に励もうと、あれこれ計画中です。
1人暮らしが長かったため「家事全般、できる!」と頼もしい一面があり、お菓子作りという特技も。「子どもが大きくなったらプリンを作って食べさせたい」と張り切っています。
高校、大学時代はラグビー部に所属。ポジションはFWでフランカーやフッカーを担当していました。4年に1度のラグビーワールドカップ(W杯)を楽しみにしていて、“推し”選手は2019年のW杯で日本代表キャプテンとして活躍したリーチ・マイケル選手だそうです。
主力商品の一つ「上下昇降デスク」。片手でレバーをタッチするだけで、机の上げ下げができます
■企業概要
株式会社イシマル
所在地 | 長崎市田中町587-1 |
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電話番号 | 095-834-0140 |
ホームページ | https://www.ishimaru.ne.jp |
設立 | 1973年 |
代表 | 石丸太望 |
資本金 | 5,000万円 |
社員数 | 全従業員 187名 うち正社員164名(男性121名、女性43名) |
初任給 | 大卒214,000円(長崎)、大卒222,000円(福岡) |
休日休暇 | 年間120日、夏季休暇、年末年始、特別有給休暇、特別積立休暇 |
福利厚生 | 退職金制度、従業員持株会、永年勤続表彰、資格取得奨励制度、バースデーケーキ、ランドセル贈呈(お子様の入学時)等 |
インターンシップ 受け入れなど |
インターンシップ受け入れ/有り 大学生アルバイト受け入れ/無し |
採用担当者連絡先 | 095-834-0140(平) i_recruit@ishimaru.ne.jp |