■トップインタビュー
取材年:2021年
警備対象先へと機動車両が急行。県内全域に構築された機械警備ネットワークで異常を瞬時に検知することが可能です。一般事務所や住宅、大型施設等の警備対象先の有事には、訓練を受けた警備員が駆けつけて適切な対処します。
1969年に創立されて以来、県民の安全を支えてきた長崎綜合警備。星社長の真っ直ぐな眼差しと歯切れ良い話ぶりに、体育会系の企業らしい頼もしさが感じられます。
「主力である機械警備業務では、張り巡らされたセンサーからの信号を瞬時に捉えて最寄りの待機所にいる警備員が急行します。警備対象先は、ビル・事務所・工場や官公庁から、近年は戸建住宅や子ども・高齢者の見守りなど個人分野への対応も充実させています」
異常時に迅速に駆けつけてくれるのが、とても心強いですね。
「この業務の他に、現金・貴重品等を安全迅速に輸送する警備輸送業務にも力を入れています。この業務は輸送のみならず、ATMの現金管理業務も現金装填・回収など一貫して弊社がおこなっています。今後は、売上金を店舗内の機械に投入するだけで指定口座に入金される入金機オンラインシステムの普及を進めたいです。常駐警備業務では、金融機関本店ビル・食品工場・大型商業施設などの出入管理や巡回をおこなっています。その他大型のイベント警備もあり、ローマ教皇来崎の際の臨時警備は弊社が主体となって地場の警備会社さんと協力し数百人体制で安全確保に努めたんですよ」
ALSOKがALWAYS-SECURITY-
OKの略だと今回初めて知りました。365日24時間、いろいろな分野で守ってくれているんですね。
「はい、さらに地域貢献活動にも取り組んでいます。小学校で防犯ノウハウを提供する〝ALSOKあんしん教室〟や業務と並行してお子さんを見守る〝ながら見守り活動〟、県ぐるみで推進している〝犯罪なく3(さん)ば運動〟。そしてこれからは自治体と連携して、高齢者や障がい者のもとへ駆けつける緊急通報システムの普及、さらに大雨など自然災害リスクへの対策も進めていく予定です」
毎日の暮らしを信頼して任せることができると、よくわかりました。
「弊社はこの長崎に貢献しつつ、エッセンシャル・ワーカーとして社会の安全・安心の確保のために全力で取り組んでいきます」
PROFILE
星 宏明さん
代表取締役社長
1961年北海道生まれ。北海学園大学経済学部卒業後、1986年綜合警備保障(株)に入社。2017年長崎綜合警備に出向、現職に就任する。九州での勤務は長崎が初めて。「赴任当時、山の斜面に住宅が並ぶ風景に圧倒されました」
求める人材は「誠実で、責任感を強く持って仕事に向き合える人」「自分に自信があり、入社して何をやりたいのかはっきり言える人」「社会に貢献する意識を持っている人」
■社員インタビュー
取材年:2021年
じっくりお話をお聞かせいただき最適なプランを提案します
毎熊拳太さん
企業や店舗、一般家庭……抱える不安や課題はさまざま。オーダーメイドのセキュリティープランで暮らしの安全を支えます。
営業2年目の毎熊拳太さんは、高校時代から活躍していた柔道の有名選手。日本大学卒業後は、実業団で競技を続ける道ではなく、地元長崎に戻ることを選びました。
「当初は警察官や刑務官といった公務員も考えていましたが、幼い時から柔道を通してお世話になっていた先輩が長崎綜合警備で働いていることを知り、民間企業に目を向けていないことに気付いたんです。セキュリティ業ならば自分の柔道が活かせると思い、先輩からの紹介もあって就職しました。同期は私を入れて4人。最初の1カ月は〝機動〟といって警備のほうでの研修でした」
警備の本質を知るため、配属に関係なく〝機動〟からスタートするそうです。毎熊さんはその後営業の研修に入り、現在は長崎市北部から長与町を担当しています。
「既存のお客様を訪問しながら、一方で新規開拓していきます。個人のお客様はお問い合わせがあったところに伺いますが、既存のお客様から紹介していただくこともあります」
営業の仕事は厳しいですか?
「考え方次第でしょうか。私自身は良くも悪くもポジティブです。難しいなと思ったのは、新築物件にセキュリティを取り付ける時。基本的に建築主さんにご提案していくのですが、建築会社様や設計会社様などとも機器の取付け位置などを慎重に打ち合わせる必要があります。その中で、機器の構造や工事段取りについても多くを学び習得してきました。印象に残っているのは、地区担当として営業を始めた頃、『電話では力量がある感じがしたけれど、来てみたらポンコツやね』と笑いながら辛抱強く付き合ってくださったお客様。今では、別の物件の警備まで任せていただけるほど信頼していただけるようになりました。忘れられない方です。担当エリアの皆様に私の名前をしっかり覚えてもらうよう努力して、会社の期待に応えられる人材になりたいですし、県民として長崎に貢献したいという思いがあります。いろいろな意味でもっと大きな人間になっていく、というのが目標です」
じっくりお話をお聞かせいただき最適なプランを提案します
長崎綜合警備株式会社
毎熊拳太さん
柔道部があることも入社を決めた理由です
毎熊さんは、西陵高校3年生の時に全日本ジュニア柔道大会で3位入賞、ブレーメン国際大会においては優勝を果たして全日本の強化選手に。大学時代には全国体育系学生柔道選手権大会60キロ級で見事優勝し、国体出場経験もある本格派。そして現在は勤務の傍ら、長崎綜合警備柔道部にて稽古に励みます。
「部員は10名くらい、勤務の関係で時間の合う人が週に2回ほど集まります。そこまでガチガチではなく、自分のペースでやれています。柔道以外でも皆でバーベキューをしたことも。今はいろいろと活動に制限がありますが」
仕事も柔道もない余暇には釣りでリフレッシュ。いいバランスで毎日を過ごせているようです。
本社にある中央管制室は長崎綜合警備の中枢です。県下全域を365日24時間体制で監視し、状況により出動指令等をおこないます。出動要請数は年間97,000件もあるとか。
■企業概要
長崎綜合警備株式会社
所在地 | 長崎市旭町3-6 |
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電話番号 | 095-864-1010 |
ホームページ | https://www.nsk-nt.co.jp |
設立 | 1969年 |
代表 | 星 宏明 |
資本金 | 2,000万円 |
社員数 | 全従業員 393名 |
初任給 | 大学卒197,000円 高校卒171,000円 |
休日休暇 | 土・日・祝(週休2日)、年末年始休暇、年次有給休暇 |
福利厚生 | 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度、資格取得補助制度、育児休業制度、介護休業制度 |
インターンシップ 受け入れなど |
インターンシップ受け入れ/有り 大学生アルバイト受け入れ/無し |
採用担当者連絡先 | 095-864-1010(人事部 片岡 達) info@nsk-nt.co.jp |