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安達株式会社

■トップインタビュー

取材年:2021年

プラント機器事業をメインに
時代に合わせて柔軟に対応する
ソリューションビジネスを展開

長崎市浜町の浜市アーケードに自社ビルがあり、1階は安達株式会社が経営する雑貨店windsとauショップになっています。3階から5階にあるオフィスを2020年8月に大幅リフォーム。明るい印象の広々としたエントランスに生まれ変わりました。

浜町の一等地に建つ老舗の総合商社

 火力発電プラント、造船、産業用機械などを取り扱うプラント機器事業を主力に、幅広い事業に取り組んでいる安達株式会社。安達健太郎社長にお話を伺いました。
「プラント機器事業ではバルブ等の配管材料から各種装置、センサーなどを取り扱っています。空圧や油圧、電子機器などの汎用製品だけではなく、個別の仕様に合わせた特注品の納入などお客様の希望を理解して商品を探し、提案するソリューションビジネスを行っています。製品の品質の高さでは、各分野のお客様に高い評価を受けています」
 明治時代に長崎市で創業した歴史ある会社だと伺いました。
「創業は明治39年(1906年)。眼鏡橋近くにある金物屋から始まりました。当初は金物や工具を取り扱っていましたが、経済の発展に合わせて事業内容も変化させ、電子機器などを取り扱うようになり、時代のニーズに合わせて事業展開していきました。現在はプラント機器事業の他にも、輸入車販売のアダチモータース株式会社や携帯電話を扱うアダチコミュニケーションズ株式会社、雲仙市のレストラン・グリーンテラス雲仙など、企業から消費者へのサービスを提供するBtoCのビジネスにも取り組んでいます」

デジタル化を社員の働きやすさに還元

 働きやすさで力を入れているとこがあれば教えてください。
「社員が運営する『かねくら会』という親睦グループの企画で2年に一度の社員旅行や、社員のアイデアによるいろいろな親睦行事を行っています。福利厚生としては、ここ2年間でそれまでの年間休日を105日から段階的に120日にアップしています。また、デジタル化の推進など効率良く仕事に取り組むことを目指しています。他にも社内で安全衛生委員会を組織して、ストレスチェックアンケートや健康診断の推進を行うとともに職場環境の改善も行っています。
 これからの時代は社会のニーズにもっと柔軟に対応していく姿勢が必要になります。自ら考えて行動できる人と一緒に働けることを期待しています」

PROFILE

安達健太郎さん

代表取締役社長

1962年生まれ。県立長崎東高等学校、長崎大学経済学部卒業。1985年入社、営業職に従事し、1990年より常務取締役、2012年より副社長、2018年より現職。趣味は読書、ゴルフ、ドラマのビデオチェック。長崎で好きな景色は稲佐山と長崎港が織りなす夕景。

■社員インタビュー

取材年:2021年

専門的な内容に戸惑いながらも
新しいことを知る喜びを感じる日々
納期管理システムも構築しました

社内の雰囲気は明るいです。みんなで島原半島へアスパラガス狩りに行ったこともあります

舩原弘樹さん

会議ではお互いの進捗を確認します。違う分野からの新しい情報が仕事のヒントにつながることもあるそうです。「リモート会議を行うことも増えました」と舩原さん。

プラント機器事業の営業として実績を重ねる

 研究所の試験で使う機器や装置の提案、納入、メンテナンスを管理する長崎営業部で働く入社14年目の舩原弘樹さん。プラント機器事業の営業を担当しています。
「担当している仕事で難しいのはスケジュール管理です。研究所の試験など期限が決まっている中での仕事なので、作業途中で機械が壊れた時など、急な対応に当初は苦戦しました。今は納期管理システムを自分で作り、進捗を管理してトラブルにも備えています。ピンチを切り抜け、取引先に感謝されたときにやりがいを感じます」
 入社直後は大変でしたか?
「最初は専門的な用語が飛び交う取引先との会話で右も左も分からない状態でした。普段使わない数式も当たり前のように出てきますから、かなり戸惑いました。分からないことはそのつど先輩に聞いたり、会社に帰って調べ、時には取引先の方から教えてもらうこともありました。入社して3年間、先輩が一緒になって指導してくれましたので、機器の名前を覚えるなど努力し、取引先との信頼関係も築けるようになりました」

知識が増える、社会人ならではの喜び

 入社後に勉強することも多いんですね。
「知識が増えることが楽しいです。分からないことを知る面白み、喜びを感じられる人が向いているかも知れません。入社当初は勉強することで一生懸命でしたが、徐々に仕事を覚え、より精度が高いものや使いやすい新商品の提案をメーカーとできるようになりました。仕事は人と人ですから、普段から取引先とコミュニケーションを取って、責任感を持って仕事することで信頼関係が築けると思います」
 今後の目標を教えてください。
「仕事の幅を広げて、新しいことにも挑戦し、手を付けていないジャンルの開拓を目指しています。もっといろんな情報を取り入れて、まんべんなくカバーできるようになりたいです。プライベートの目標は、情報処理や外国語について知識を持つことです。AIの時代に備えて、予備知識として入れておきたいです。あともっと貯蓄を増やしたいですね」

社内の雰囲気は明るいです。みんなで島原半島へアスパラガス狩りに行ったこともあります

午前中は見積書や注文書の作成、取引先との連絡調整、入荷品の確認や引き取りなど。午後からは県内の訪問先を回ります。

■企業概要

安達株式会社

所在地 長崎市浜町1-7
電話番号 095-822-0161
ホームページ http://adachi-kk.co.jp/
設立 1906年
代表 安達健太郎
資本金 1,000万円
社員数 全従業員 108名 うち正社員86名(男性60名、女性26名)
初任給 大卒206,000円、高卒178,000円(いずれも営業職の場合)
休日休暇 年間120日、土・日・祝、夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇ほか
福利厚生 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度・育児休業制度・介護休業制度ほか
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/無し
大学生アルバイト受け入れ/無し
採用担当者連絡先 095-822-0161(総務部 大塚)
y-otsuka@adachi-kk.co.jp

安達株式会社

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