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長崎文化放送株式会社

■トップインタビュー

取材年:2019年

テレビとネットを組み合わせ
長崎の地域ごとの魅力を
県内外に広く発信していく

長崎県内のスポーツを盛り上げることを目的に、地元選手にスポットライトを当てる生放送の番組「スポ魂★ながさき」も、地域に密着した自社制作番組の一つ。

地域の元気の創出に力を尽くしたい

 1990年に開局し、2020年には開局30周年を迎えた長崎文化放送。地域に密着した放送局として、新たな事業にも積極的に挑戦しています。壹岐正社長のお話です。
「開局30周年を前に、もう一度テレビ局としての指針を明確化したいと考え、2018年の年明けにNCCビジョンと5つの誓いを発表し、社員全員で共有いたしました。大きな目的は、日々の仕事を通じて地域の元気を創造すること。具体的な取り組みとしては、県内21市町から生中継を行いその土地の魅力を紹介する『21市町よかとこめぐり』という企画を土曜日の情報番組『トコサタ』内で放送しています」
 生中継ならではのさまざまな苦労もありそうですが、反響はいかがですか。
「90分というまとまった時間の生放送で一つの街を取り上げる企画は珍しく、それぞれ個性が感じられる内容となっています。特に離島を取り上げる際には、移動時間やその日の天候など難しい面もありますが、毎回多くの視聴者の方からご好評いただいております」

長崎の魅力「もったいない」から全国へ

 逆に地元の魅力を県外に向けて発信する取り組みはありますか。
「今年の長崎くんちでは初めて、NCCとBS朝日、そしてネット放送局のAbemaTVの3波同時生中継を行いました。昨年もAbemaTVでは中継しましたが、日曜の朝にも関わらず視聴者数がどんどん増えて、予想以上の反響があったんです。私は社長に就任してから『もったいない』と口癖のように言っていますが、長崎には全国に通用する魅力がたくさんありますし、そうしたものを我々はテレビとネットを組み合わせて広く発信していきたいと思います」
 採用面でどのような人材を求めていますか。
「なんでも見てやろうという好奇心があり、長崎という土地に愛着のある人を求めています。視聴者が何を求めているのか考え、自分なりに練った企画は積極的に採用していますし、そういう意味ではやりたいことを仕事で形にできるチャンスは大いにあります。自分の好きな気持ちを活かして、楽しく仕事に励んでほしいと思います」

PROFILE

壹岐 正さん

代表取締役社長

1960年福岡市生まれ。成蹊大学法学部を卒業後、テレビ朝日に入社。営業局で勤務の後スポーツ局長を務め、2010年にBS朝日取締役。2014年には番組制作を行う文化工房の社長に就任し、2016年から現職。出島ワーフからのサンセットを眺めながら飲むビールがお気に入りで、趣味は散歩やジムでのトレーニング、読書、ゴルフ。
「人にお節介なくらいがちょうどいい」と社内の活発なコミュニケーションを促す。

■社員インタビュー

取材年:2019年

さまざまな部署と連携を取りながら
より多くの方に観ていただける
番組編成を目指しています

番組編成や広報、番組データを作成。放送を支える縁の下の力持ち!

宇佐美武史さん

番組の安全で適切な放送運行を管理することも宇佐美さんの大きな仕事。きちんと決められた位置で番組やCMが流れるのか、常に気を配って確認しています。

番組編成は放送局の縁の下の力持ち

 入社8年目の宇佐美武史さんは編成部に所属しています(2021年現在は報道局へ異動)。どの時間帯に番組やCMを放送するのか、1年365日24時間分の番組編成を行なっています。
「キー局のテレビ朝日が制作している番組はある程度フォーマットがありますが、自社で制作・放送する番組は、効果的なCMのタイミングなどを一から考える必要があります。編成部は放送の全てに関わるため、いろんな部署と連携を取り、その関係調整と意思決定が大きな役割です。制作側としては番組本編の途中にCMをなるべく入れたくないし、一方で営業側としてはお金を稼ぐためにCM枠が必要です。両者が納得するバランスの良い編成を心がけています」
 番組宣伝(番宣)を流すタイミングを決める上での工夫はありますか。
「どの時間にどういった年代の視聴者が多いのか、傾向を把握することが大切です。平日の昼過ぎなら主婦やお年寄り向け、深夜帯なら若者向けの番宣を流すようにしています。視聴率の獲得という命題がありますから、少しでも多くの方に観ていただける、そして営業がCM枠を販売しやすい番組編成が目標です。実は2019年上半期は、6時〜24時の時間帯視聴率で地区内1位を獲得でき、今後の自信に繋がりました」
 その他、番組の放送運行にも携わっているそうですね。
「はい。指定したタイミングできちんとCMが流れるのか、テロップが適切な位置で表示されるのかなどを管理し、放送事故のない安全な放送に務めています。特に大きな災害時は臨時ニュースなどで編成を急遽変更する場合があり、とても気を使う場面もあります」

職場のチームワークが番組制作にも生きる

 会社の働きやすさはいかがですか。
「社内はプライベートで一緒に遊びに行くほど仲の良い明るい雰囲気です。普段テレビで放送している番組の制作には、編成や営業なども含めさまざまな部署の人が関わっていて、みんなで力を合わせて取り組んでいます。そうした中でのチームワークの良さは魅力の一つです。今後は編成以外の部署を経験することになると思いますが、いろんな部署で自分の仕事の幅を広げていきたいと思います」

番組編成や広報、番組データを作成。放送を支える縁の下の力持ち!

視聴率という明確な数字が、モチベーションに繋がると話す宇佐美さん。

■企業概要

長崎文化放送株式会社

所在地 長崎市茂里町3-2
電話番号 095-843-7000
ホームページ https://www.ncctv.co.jp
設立 1988年12月
代表 壹岐 正
資本金 1億円
社員数 全従業員 70名 うち正社員70名
初任給 219,000円(大卒)
休日休暇 土・日・祝日(週休2日)、年末年始休暇、年次有給休暇、リフレッシュ休暇ほか
福利厚生 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度、育児休業制度、介護休業制度、その他の福利厚生有り
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/有り
採用担当者連絡先 a.komine@ncctv.co.jp
095-843-7001(小嶺)

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