■トップインタビュー
取材年:2021年
長崎港を一望できる稲佐山中腹に位置するシンフォニー稲佐の森。緑に包まれた静かな環境と眺望の良さが自慢です。長崎みなと祭りなどの花火も見えます。施設内には職員食堂も完備しています。
長崎県内で老人福祉施設を中心として計34の事業を運営する社会福祉法人です。千々岩源士理事長のお話です。
「1979年に社会福祉法人龍愛会として設立認可を受け、翌年川棚町で一軒の老人ホームを開設しました。現在は県内で特別養護老人ホーム5カ所、介護老人保健施設を2カ所、訪問介護事業所など計34の事業を経営し、収益事業として駐車場経営もしています」
入社時に何か資格が必要なのでしょうか?
「介護の資格がない人でも研修制度が充実しているので安心して働けると思います。新入職員研修や、新入職員一人に若手の先輩職員がマンツーマンで指導担当になるプリセプター制度があります。他にも未経験者の人でも働きながら資格取得ができるよう介護職員実務者研修の資格取得を補助し、将来的には国家資格での介護福祉士取得へと進めます。介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員など資格を取得すると、毎月の手当ても支給されますのでモチベーションアップにもつながると思います」
研修を通してスタッフ同士でチームワークが生まれそうですね。
「介護の仕事は大変なこともありますが、職員間で気軽に相談できる関係ができればより働きやすい職場になると考えています。多職種、多年代のスタッフで構成された『プロジェクトチーム』を発足させ、動きやすい制服の検討や施設内でのイベント計画、福利厚生の充実などいろんな課題について提案してもらっています。職員の提案を受けながら改善できる、ゆるやかなネットワーク集団を目指しています」
将来的にはどういった展開をしていきたいですか?
「今後は誰もが少なからず介護に係わります。その人らしく生きていける時代にあった福祉を考え、長崎の地域に貢献したいです。福祉文化の創造を目標に、社会的弱者を対象としたBOPビジネスや看取り後の対応、ペットと生活できる老人ホームをつくりたいと思っています」
PROFILE
千々岩源士さん
理事長
1968年生まれ。青雲高等学校、早稲田大学卒業。東京で5年間通信関係のシステム開発に携わる。1995年入社、専務理事就任。2014年理事長に就任する。趣味は読書、音楽や映画鑑賞。休日はプライベートジムでウエイトトレーニングや体幹トレーニング、ストレッチなどで体を動かすことが習慣。
■社員インタビュー
取材年:2021年
ご利用者の笑顔を見ることに仕事の喜びを感じます。人の役に立てることが嬉しいです
富澤ひかるさん
寄り添う介護を目指す富澤さん。「体調の変化に気をつけながら、なるべく快適に過ごせるよう、お手伝いができればと思っています」
稲佐山の中腹に位置する介護老人保健施設シンフォニー稲佐の森。利用者の介助など、2017年から介護職員として働いている富澤ひかるさんに話を伺いました。
「介護職員としてご利用者の生活に合わせて、食事や水分補給など生活のお手伝いをメインに、シーツ交換など居室の環境整備を行っています。実は学生時代に『この仕事が絶対やりたい』という目標が見つからず悩んでいました。就職活動中に『人と係わる仕事ができたらいいな』と思い、就職説明会へ何社か参加し、そこでご縁があり長崎厚生福祉団の職場体験をしました。ご利用者とのコミュニケーションが楽しく、『ありがとう』と温かい言葉をかけてもらえたことが嬉しくて、介護の仕事をやってみたいと思うようになりました」
介護の仕事は未経験だったのでしょうか?
「介護職だった叔母の手伝いで子どもの時に介護施設にボランティアに行ったことはあります。しかし、大学ではデザイン専攻でしたし、特に介護の勉強をしたわけでなく、ほぼ未経験者からのスタートでした。最初は分からないことが多くて不安でしたが、新入職員研修や、先輩がマンツーマンで仕事を指導してくれるプリセプター制度など社内研修が充実していたので、安心して仕事を覚えることができました。勤務は早出や遅出、夜勤などもありますが担当の先輩が一緒に仕事をしながら教えてくれました。1年間交換ノートのような連絡帳を交換してやりとりもしました。忙しくて仕事中に聞けなかった悩みや質問などの相談事もしやすいですし、本当に心強かったですね」
先輩が先生になって教えてくれるとは安心ですね。
「先輩が先生になったり、施設長が講師となって、国家資格を取るための勉強会を開いてくれたこともあります。私も働きながら介護福祉士の資格を取りました。今後はご利用者の病気や認知症のことをもっと学びたいです。介護を通して喜んでもらえるような、人の気持ちがより分かる仕事をしていきたいです」
ご利用者の笑顔を見ることに仕事の喜びを感じます。人の役に立てることが嬉しいです
社会福祉法人 長崎厚生福祉団
富澤ひかるさん
同期との旅行も楽しかった!日本舞踊も頑張っています
最近ではなかなか旅行に行けないので、休日は韓国ドラマを観たり、音楽を聴いて過ごすそうです。
「勤続5年以上になったら5日連休できるリフレッシュ休暇がもらえるので楽しみにしています」と富澤さん。旅行が趣味で、以前はよく旅行にでかけていたそうです。
「職場の同期と休みを合わせて旅すると楽しいですね。熊本や大阪、韓国へも行ったことがあります。同期とは新入職員研修で一緒に学んだ仲です。困ったときは相談できる頼りになる存在です」と語ります。
幼い頃から日本舞踊をしており、おくんちにも参加しています。「職場の祭りで披露した時にも皆さんに喜んでもらえました」
看護師や管理栄養士、ケアマネージャー、理学療法士など多職種協働が必要な仕事。「チームで働いています。気になることがあればすぐ相談、報告するよう心掛けています」
■企業概要
社会福祉法人 長崎厚生福祉団
所在地 | 長崎市魚の町3-27チヂワビル |
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電話番号 | 095-824-5576 |
ホームページ | http://www.nagasaki-kouseifukushidan.or.jp |
設立 | 1979年7月 |
代表 | 千々岩源士 |
資本金 | 社会福祉法人のため資本金なし |
社員数 | 全従業員 672名 うち正社員460名(男性104名、女性356名) |
初任給 | 大学院・大学卒217,900円、短大・専門学校卒211,900円、高校卒205,900円 |
休日休暇 | 年間107日、週休2日、有給休暇、バースデー休暇、リフレッシュ休暇ほか |
福利厚生 | 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度・育児休業制度・介護休業制度ほか |
インターンシップ 受け入れなど |
インターンシップ受け入れ/有り 大学生アルバイト受け入れ/無し |
採用担当者連絡先 | 095-824-5576(土肥・山下・荒木) saiyou@nagasaki-kouseifukushidan.or.jp |