トップ > 企業検索結果一覧 > 株式会社長崎土建工業所

株式会社長崎土建工業所

■トップインタビュー

取材年:2021年

数々の建設工事で培った
77年の実績と技術力
確かな信頼を力に飛躍を目指す

復元整備事業が進められている出島和蘭商館跡。水門の建設を担当しました。

文化財や公共事業も大切な現場の一つ

 官公庁や民間など県内外から発注される様々な案件について、工事を手掛ける長崎土建工業所。上山信宏社長にお話を伺いました。
「建築、土木、改修の3つの部署があり、主力となっているのが建築部です。おかげさまで、病院、老人ホームなど社会福祉法人関連の物件に関しては、私が入社した昭和50年代初め頃から、県内でも早い時期に発注をいただいていましたので、工事技術のノウハウを含め大きな実績になっています」

ここ数年増える女性の建築プロ

 どのような業務があるのでしょう。
「主にデスクワーク業務と現場業務に分けられます。デスクワークは積算や設計、現場業務は施工管理です。面接の際に、どちらを希望するか尋ねるのですが、施工管理が増えていますね。ここ数年は、施工管理をやってみたいという女性が増えました。実際、現場でバリバリ頑張っていますし、この春も1名入社予定です。今後さらに、女性が働きやすい環境を整備する必要があると感じています」
 施工管理者は、現場ではどのような立場ですか?
「納期までに工事が滞りなく進むよう工程管理を行うほか、品質や安全管理を担当します。建築士及び施工技士(土木・建築)の一級・二級の資格制度が設けられており、官公庁の物件などは、一級を取得していなければトップの管理者として工事に携わることができません。そのため取得を目指している若手社員も、少なくありません。経験はもちろんですが資格が加われば、仕事の幅が広がり信用にもつながるからです」
 なるほど。仕事と勉強を両立しているのですね。
「その通りです。休日に学校へ通って勉強している社員もいます。当社が携わる物件は、数年がかりの大規模なものも多く、時間をかけずにたくさんの経験を積むことはなかなか難しい。できるだけ早く、そして着実に伸びるためには目標達成までのビジョンをしっかり立てて、進んでいけることが大切です。ぜひ、そのような人材を待っています」

PROFILE

上山信宏さん

代表取締役社長

1952年長崎市生まれ。長崎大学工学部構造工学科卒業後、1977年長崎土建工業所入社。2014年より現職。趣味はゴルフ、料理。料理は和食、洋食などオールマイティ。夫婦で出かける海外旅行も楽しみの一つ。好きな場所は出島。「当社は仲間意識が高く、働きやすい環境です。努力した分、自分自身に戻ってきます」

■社員インタビュー

取材年:2021年

施工管理者として経験を増やし
建築の知識や技術を吸収
建物作りを地域貢献に繋げたい

この仕事に携わる以上、一級建築士合格をやり遂げたいです

宮﨑太吉さん

旧長崎英国領事館の保存修理工事現場。免震工事など特殊技術を用いた工事も少なくありません。第二期工事は6年かけて行われる予定。

完成まで見届ける施工管理の仕事

 建築部に所属している宮﨑太吉さんは、建設業を通じて生まれ育った長崎に貢献したいと地元での就職を選択。県立長崎工業高校で学び、卒業後は施工管理者として経験を積んでいます。
「高校の授業では、例えば工程表について座学で学べても、必要な知識は実際の現場でしか得られません。入社当時、たまたま老人ホームの新規工事が始まるタイミングだったので、すぐに現場に入ることができました。先輩の下で、建物が完成するまでの工程をひととおり吸収できたのは良かったです」
 現在は旧長崎英国領事館の保存修理第二期工事に携わっているそうですね。
「はい。重要文化財に指定されている建物なので、計画書や報告書など通常より書類作成も多く、事務所に残って作業をする日もあります。こういう現場を担当するのは初めてでもあり、大変な面もありますが、やりがいや面白さの方が上回っています」
 どんなところに面白さを感じますか?
「特殊な作業が多く、その点は勉強になりますし面白さでもあります。これは今の現場だけに限りませんが、施工管理者は工程の一部に携わる職人さんたちと違い、建物が完成するまでの過程を見届けることができます。それに自分が携わった建物が地図に残るのは、率直に嬉しいですし、この町に暮らしている人たちが安全で快適に過ごせる建物を建てることは、地域貢献にもつながると思います」

一級建築士取得を目指して勉強中

 資格取得を目指して、勉強も頑張っているそうですね。
「はい。3年間、現場経験を積んで、建築施工管理技士と二級建築士それぞれ取得しました。建築業に携わる以上、一級建築士が大きな目標です」
 ほかにも目標や夢があれば、教えてください。
「これからも現場が変わるたびに、知らないことがたくさん出てくると思います。とにかく今はいろいろな現場に携わって、建築についてもっと知りたいです」
 宮﨑さんにとって、仕事の面白さだけでなく建築への情熱が、努力する力にもなっています。

この仕事に携わる以上、一級建築士合格をやり遂げたいです

作業員と意思疎通を図ることも大切な業務。

■企業概要

株式会社長崎土建工業所

所在地 長崎市出島町4-2
電話番号 095-826-5101
ホームページ https://www.n-doken.co.jp
設立 1944年4月
代表 上山信宏
資本金 9,000万円
社員数 全従業員 30名 うち正社員30名(男性25名、女性5名)
初任給 180,500円(大学卒)、155,500円(高校卒)
休日休暇 第2・4土曜、日曜・祝日、年末年始休暇、年次有給休暇
福利厚生 加入保険(健康・厚生年金・雇用・労災)、退職金制度、育児休業制度、永年勤続慰労制度
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/無し
採用担当者連絡先 095-826-5101(中世古)
shunji8@n-doken.co.jp

株式会社長崎土建工業所

オフィシャルSNS