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株式会社ドゥアイネット

■トップインタビュー

取材年:2020年

プログラミングはコミュニケーション
県庁の公共施設予約システムから
首都圏ナビアプリまでおまかせあれ

社内ががらんとしているのは、在宅勤務社員もいるから。でも朝会ではリモートを使って全員集合だそうです。

IT普及創生期からプログラミングの世界へ

 土井幸喜社長のお名前から「Doi=ドゥアイ」ネットという、分かりやすい社名のこちら。始まりはインターネットが普及し始めたころでした。
「ウィンドウズ95が出始めた1995年、フリーランスのプログラマーとして首都圏の企業に営業をかけて仕事を受注していました。1年で仕事がどんどん増えて自分一人ではまかなえなくなり、法人化しました。2003年からは長崎県の施設利用アプリの仕事もさせていただいたり、首都圏のスマートフォンのAR(2.5次元の地図でナビしてくれる)アプリを開発したり。幅広く受注しています」
 民間企業へもさまざまなウェブサービスを販売しているんですね。
「ラインワークスやエバーノートなどのクラウドサービスの商品も代理店としてアカウント販売しています。これらは長崎県内でも数社ありますが、我が社が特に評価されるのは丁寧なサポート。新しいサービスも、入れただけではすぐには使いこなせません。うちでは、こう使ったらさらに便利になりますよ、とお客様の立場に立って使い方をお教えします。信頼関係を築いていけば、次の仕事にもつながります。プログラミングの仕事はPC相手のように思われがちですが、コミュニケーション力や自己表現力も大切です」

コロナ以前からのリモートワークで多彩な働き方

 こちらではコロナ禍よりも以前からリモートワークにも力を入れていたそうですね。
「2016年ですが、たまたまある女性プログラマーがご家族の転勤に伴って県外に行ったのですが、大変優秀だったので在宅勤務の環境を整備しました。現在は3名が在宅ワークをしており、コロナ禍でも問題なしでしたよ。そもそもプログラミングは女性に向いている仕事であると私は思っています。きちっとした方が多くて、わからないことはわからないと早めに聞いてくれます。我が社でも、オフィス通勤や在宅ワークなど選択肢の幅を広げて、働きやすい職場環境づくりに力を入れています。採用して実力が認められれば、いろいろな働き方で勤務を続けることが可能です」

PROFILE

土井幸喜さん

代表取締役社社長

1961年佐賀県生まれ(ほぼ長崎育ち)。高校卒業と同時に造船会社に就職。21歳の時にコンピュータプログラムに興味を持ち、コンピュータ専門学校にて1年学び、ソフトウェアプログラマーとして転職。35歳で個人起業としてドゥアイネットを創業、1997年より現職。趣味はウォーキングと海釣り、ソロキャンプなど。岩屋山頂上からの長崎の眺めがお気に入り。「人生は出会いです。どんな人と出会ったかで決まります。就職との出会いもそのひとつ。皆様との出会いを楽しみにしています!」

■社員インタビュー

取材年:2020年

自分が書き込んだようにしか動かない
想像力を排除して命令を切り分ける
トライ&エラーがプログラミングの醍醐味

最近、1年以上かかった大仕事がようやく一段落しました。将来はチームリーダーを目指します!

平山裕智さん

去年まで高校生だったとは思えないほどしっかりしていて、即戦力となっている平山さん。「県立工業高校情報技術科は俳優の福山雅治さんが出た学科で、学年主任の先生は福山さんの恩師でした。ここでは言えない裏話もいっぱい聴きましたよ(笑)」

将来はチームリーダーとして設計したい

 長崎県が運営する施設の予約システムは、ドゥアイネットが開発しました。携わっているのはソリューション開発部の平山裕智さん。長崎工業高校情報技術科を卒業し、2019年入社しました。
「私の現在の仕事は、県庁内のさまざまなウェブシステムの機能追加や不具合の修正などです。学校で教わったのはチュートリアル的なさわり、例えば1つの命令で1つできる単品の課題でした。しかし業務ではしくみや考え方が違います。例えば施設予約システムであればユーザーがログインする、そのログインが合っているかどうか判断する、空き状況を見る、予約する、それらを確認するなど、事細かな機能がいっぱいあって、その機能間の互換性も最適化も必要です。今私は上司が設計したものをプログラミング開発しているだけですが、将来的には自分がチームリーダーになって設計から携われるようになりたいですね」

就職の決め手はアットホームな雰囲気

 そもそもどうしてこの会社を選んだのでしょう。
「そうですね。友人は県外に就職したり大学進学したりしていましたが、私としては自分が一番やりたいプログラミングの仕事ができるならば、勤務地にはこだわりませんでした。数社見学した中で、この会社が一番社内の雰囲気がよかったから。社員が気さくで、ふとした時に笑いがおき、10人前後とアットホームで、入ってみるとその通りでした」。
 プログラミングの面白さとは?
「トライ&エラーですね。プログラムは自分が書いた通りにしか動きません。動かなければその原因は自分にある。だから見直して、修正する。プログラミングは単純な命令の積み重ねで、想像で補おうとしてもカバーしてくれないからエラーになっちゃうんです。だから、人間の命令をどれだけ分解して細かで単純な命令に切り分けていけるか、思考をどれだけ分離的に流すかが肝心なんです。今、小学校の授業でもプログラミングを取り入れようとしていますが、あれは解決策を見つける思考法のトレーニングだと思いますよ」
 なるほど、平山さんに説明されるとわかりやすい。コミュニケーション力高いですね!

最近、1年以上かかった大仕事がようやく一段落しました。将来はチームリーダーを目指します!

これが長崎県の施設予約システム。体育館やテニスコートを借りるのに1回の予約で同時に2つの施設を予約できるようにするなど、平山さんも機能修正を重ねています。

■企業概要

株式会社ドゥアイネット

所在地 長崎市千歳町21-6
電話番号 095-843-8214
ホームページ http://www.doinet.co.jp/
設立 1997年
代表 土井幸喜
資本金 1,000万円
社員数 全従業員 16名 正社員(男性14名、女性2名)
初任給 大学院卒220,000円 大学卒200,000円 高校卒155,000円
休日休暇 土・日・祝(週休2日)、夏季休暇、年末年始休暇、年次有給休暇
福利厚生 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度、資格取得補助制度、育児休業制度、介護休業制度
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/有り
採用担当者連絡先 095-843-8214(本田)
honda@doinet.co.jp

株式会社ドゥアイネット

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