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株式会社テレビ長崎(KTN)

■トップインタビュー

取材年:2020年

長崎に根付いたテレビ局ならではの
距離感の近さと高い信頼度
強みを活かした情報発信を目指して

月曜~金曜夕方4時50分から放送中の「マルっと!」。長崎でどんな出来事が起きたのか、シンプルに分かりやすく伝える番組です(左からMCを務めるアナウンサーの大村咲子さん、吉井誠さん、川波美幸さん)。

離島を含めた県全域の情報をつかんで発信

 1969年4月の開局以来、KTNの略称で県民に親しまれているテレビ長崎。メディアの多様化が進む中、これからの地方局の在り方について、宮前周司社長にお話を伺いました。
「私は長い間、大阪のテレビ局で仕事をしてきましたが、長崎のような県域のテレビ局は都市圏とは状況が異なると感じています。具体的には、視聴者の皆様と距離感が非常に近く、地上波テレビに対する接触度合いがとても濃厚です。番組に対する反応もしっかり実感でき、信頼いただけていると自負しています。私たちに必要なのは、何物にも代えがたいこの強みを咀嚼した上で放送につなげること。身の回り2メートルの小さな範囲に留まるのではなく、離島を含めた長崎県全域の情報をつぶさにつかんで発信していきたいと考えています」

IT事業を組み合わせた新事業も立ち上げ

 新事業の開拓にも、着手されたと伺いました。
「会社を支える新たな分野として設立したのが『株式会社SAIKOH』です。地上波テレビにのみ頼る経営では、アクシデントに見舞われた時に対応が難しくなるため、これまでに培った営業力、推進力、発信力と最新のIT技術を組み合わせた新業態を立ち上げました。まだ小さな組織ですが、これから長崎に人、モノ、お金が集まってくるような仕組みづくりに寄与できる、地域商社への成長を目指しています」
 社長ご自身、報道記者として現場経験が長く、テレビ局で働く魅力を肌で感じてこられたのではないでしょうか。
「私は常々、若い人たちにテレビ局はワンダーランドだと伝えてきました。なぜなら、毎日さまざまな出来事に触れられる、とてもドラマティックな職場だからです。実際、私は会社に行くのが嫌だと思った日が一日もありません。特に弊社は、まだまだ若い会社です。個々が歯車の一つになるのではなく、意識、キャリア、スキルを拡大することで会社を活性化する大きな力にもなれます。変化を楽しみ、変化を創り出す。何事も面白がれる人を待っています」

PROFILE

宮前周司さん

代表取締役社長

1952年兵庫県尼崎市生まれ。都留市立(現公立大学法人)都留文科大学文学部卒業。1977年4月関西テレビ放送株式会社入社、2008年6月同社取締役、2016年6月同社専務取締役に就任。2017年6月より現職。趣味は剣道。出島ワーフのオープンテラスから見る「長崎港の入り日」がお気に入りの風景。「就活中の方は、本当に何がしたいかを懸命に考え、その思いを出来るだけ具体的に伝えてください。そうすれば、相手も“この人と一緒に仕事をしたい”ときっと思うはずです」

■社員インタビュー

取材年:2020年

チームでバトンを渡しながら
一つの番組を作り上げる楽しさを
実感できる職場です

世界とつながっている長崎の街は情報の宝庫。ポテンシャルの高さを認識しました

佐藤有華さん

「いまどんな情報が求められているのか、つねにアンテナを張っている」と話す佐藤さん。正確に情報をキャッチするだけではなく、分かりやすくかみ砕いて伝える技術も問われます。

1日1日で結果が出る報道記者という仕事

 報道記者歴6年目の佐藤有華さんは、ローマ教皇来崎の折、事前番組制作のためバチカンを訪れるなど幅広い分野で活躍中。ニュースを追いかける報道記者の仕事はハードな印象もありますが、どのような点にやりがいを感じているのでしょうか。
「取材、ニュース原稿の執筆など毎日が目まぐるしく過ぎていきます。一日一日結果が出る仕事ですので、同じ時間帯に放送される他局のニュースを見て、ここは取材していなかった、聞き込みができていなかったなど失敗も数えきれません。緊張はありますが、チームでバトンを渡しながら一つの番組を作り上げる醍醐味を実感できる職場だと思います」
 入社4年目に制作した「コッコデショ~平成最後の宝船~」は、約半年にわたる取材期間を経て出来上がった一時間のドキュメンタリー番組。日本民間放送連盟賞の優秀賞を受賞しました。
「なぜ、コッコデショが別格と言われるのか考える中で、指揮者の方が発した“コッコデショは人、感情なんだよ”という言葉が胸に響きました。その想いが演技に表れ見ている人に伝わる。そして一体感が生まれるのだと、本番の3日間で強く感じ番組の中で描きたいと思いました。地域の発展のために何かを還元したくてこの仕事に就きましたが、受賞を機に自分なりの一歩を踏み出せたのかもしれません」

地方なのに世界とつながっているまち長崎

 長崎市出身の報道記者として、ほかにも気づきがあるようです。
「長崎は歴史的背景や平和関連の話題など、地方でありながら世界とつながっている面白い町だということを改めて認識しました。より多くの方々に誇りを感じていただけるように、例えば地元のために頑張っていらっしゃる方をもっとクローズアップして紹介するなど、メディアを介したお手伝いができればと思っています」
 自身の経験を踏まえ「アイデアの実現を後押ししてくれる」と恵まれた職場環境について語る佐藤さん。
「何より、いろいろな人と意見を出し合いながら一つのものを作り上げることはとても楽しい。自分のアイデアを形にしたい、伝えてみたいという方はぜひ、弊社のドアを叩いて欲しいですね」

世界とつながっている長崎の街は情報の宝庫。ポテンシャルの高さを認識しました

2019年日本民間放送連盟賞のテレビエンターテインメント番組部門優秀賞を受賞した「コッコデショ~平成最後の宝船~」。佐藤さんはディレクターを担当。

■企業概要

株式会社テレビ長崎(KTN)

所在地 長崎市金屋町1-7
電話番号 095-827-2111
ホームページ https://www.ktn.co.jp
設立 1968年3月1日 1969年4月1日開局
代表 宮前周司
資本金 3億円
社員数 全従業員 118名 うち正社員66名(男性50名、女性16名)
初任給 209,500円(大学院卒)、194,500円(大卒)、152,500円(高校卒)
休日休暇 土・日・祝(週休2日)、年末年始休暇、年次有給休暇、リフレッシュ休暇、看護休暇、介護休暇、育児目的休暇
福利厚生 加入保険(健康・厚生年金・雇用・労災)、退職金制度、資格取得補助制度、育児休業制度、介護休業制度、保養所利用補助(2021年11月に長崎県Nぴか認定を受けました)
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/有り
採用担当者連絡先 095-827-8187(総務人事部長 長岡)
saiyou@ktn.co.jp

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