複雑な業務も丁寧な言葉遣いと心配りから

　2020年10月に長崎市伊勢町に開設された西日本カスタマーサービスセンターで、今年の春から勤務中の金丸茉由さん。以前は東京本社で、医療保険金の支払い査定を担当していました。
「スタッフごとに担当する保険種目が決まっています。私は最初から医療保険を希望していて、2016年の入社当初から同じ部署で勤務していました。医療制度や申請に関する専門知識が必要な部署で、特に病気やケガで働けなくなった方の所得保険に関する業務は複雑な部分もあり、お客さまとのやり取りが長期に渡る場合があります。法的な制度や申請のサポートでお電話する際には、まず相手の不安な状況をきちんと配慮して『お見舞い申し上げます』と声をかけることを大切にしています。そして保険の仕組みは一般の方には分かりづらいので、基本的なことから疎かにせず、一つずつ丁寧にご説明しています」

西日本カスタマーサービスセンターは、開放的なブレイクアウトルームやワークスペースも完備。快適な環境で仕事を進めることができる。

　宮崎県から大学進学を機に上京し、そのまま東京で就職。数ある金融機関の中で、決め手となったのはどんなところですか。
「風通しの良いあたたかな社内の雰囲気です。最終面接前に気さくに声をかけてくださった方が実は社長だったという出来事もありましたが（笑）、入社後もそういったフランクさ、社員同士の近い距離は感じています。また入社当初も、指導係の先輩方が手厚くフォローしてくださる方で、慣れない電話対応も細かくアドバイスしてくれました。その後、私が後輩を指導する係になった際には、過去の経験を活かしつつ、仕事を任せることも心がけました」。
　西日本カスタマーサービスセンターでは長崎で採用されたスタッフの上司となり、新たな拠点でも東京本社と同様の業務が行えるようまとめ役を担うそうですね。今後の目標を聞かせてください。
「これまで後輩の指導はありましたが、部下を持つ管理職となるのは初めてです。まずはしっかりと会社の期待に応えたいと思います。そして先輩方がしてくださったように、自分もスタッフ全員が働きやすい環境づくりを心がけながら、積極的に声をかけてコミュニケーションをとっていきます」