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株式会社十八親和銀行

■トップインタビュー

取材年:2021年

より深く寄り添いスピード感をもって
2つの銀行が統合されてよかったと
評価されるよう努力を積み重ねる

2020年10月1日、十八親和銀行合併記念セレモニーのテープカットの様子(左より森頭取、中村法道長崎県知事、柴戸社長、吉澤会長)。

街が明るくなるコーポレートカラー

 2020年10月、長崎の街のあちらこちらに雲仙ツツジの明るい色の看板が登場。十八銀行と親和銀行が統合した「十八親和銀行」。森拓二郎頭取にお話を聞きました。
「新銀行のコーポレートカラー、いいでしょう? ピンクではなくマゼンタです。新銀行のコーポレートカラーを選定する際に候補の中から、一番上品で目立つ色に決定しました」
 街が明るくなったようです。地方銀行再編を先取りする展開は、全国的にも注目の的ですね。
「これまで別々の銀行でしたが、1つになり、これからはより深く丁寧にお客様に寄り添って、地域経済の活性化など必要とされる支援をスピード感をもってキメ細やかに実施していきます。合併してよかったと言われるよう、努力する所存です」
 どのような変化がありますか。
「取り組んできたことの一つがデジタル化支援に関する特別チームの編成です。中小零細企業の人手不足を補うため、給与管理などの管理部門をIT化することで生産性を上げるなど、お客様のニーズに寄り添った支援を行う為のコンサルタント機能を強化しています。また、ふくおかフィナンシャルグループの総合力を活用し、企業の持つ技術や強みを評価した他社との共同事業やマッチングなどを提案しています」

銀行員としての最大の誉め言葉とは?

 統合で効率化も進んでいますが、新卒採用はあるのでしょうか。
「もちろんです。新卒者を一定数取り続けなければ、若い人がいなくなり組織のバランスが崩れてしまいます」
 それを聞いて安心しました。どのような人材を求めているのでしょう。
「採用試験の時『長崎の発展のためにがんばりたい』と皆さんおっしゃいますが、お客様は業種や年齢層で求めているものが違います。だからお客様の喜びを自分の喜びとして感じることのできる誠実な人材が必要です。お客様に寄り添い可愛がられて『あなたが担当で良かった』と言われる、それは銀行員として最大の誉め言葉です」
 人柄の良さをにじませる柔和な語り口で、新銀行の未来と求める人材を教えてくれました。

PROFILE

森 拓二郎さん

取締役頭取

1955年長崎市出身。1978年九州大学経済学部卒業。佐賀支店長、秘書室長、経営管理部長、人事部長、執行役本店営業本部長を経て2010年常務執行役、2012年代表執行役専務、2014年代表執行役頭取、2019年取締役頭取(株)ふくおかフィナンシャルグループ執行役員に就任。2020年10月より現職。「親父は三菱の造船所マン、母親は三菱病院の看護師というバリバリの三菱っ子で、家の中はスリーダイヤだらけでした。弟と2人、勘定日(給料日)になると正門前まで親父を迎えに行っていました」

■社員インタビュー

取材年:2021年

銀行合併が自分自身の成長に。
教える立場になったことで、
責任感が生まれました

当行は若手にも活躍の場があり、最新の商品やサービスを取り扱っていますよ。

武内香菜さん

当行は若手にも活躍の場があり、最新の商品やサービスを取り扱っていますよ。

窓口は銀行の顔だから緊張感をもって

 入行2年目の武内香菜さんは、長崎営業部の窓口店頭サービスグループに所属しています。
「店頭窓口にて預金の入出金や税金収納業務などを担当しています。窓口は『銀行の顔』ですから、緊張感と責任感を持ち、笑顔で心地よい接遇を常に意識しています。また、新規口座開設や喪失などの諸届の手続きを行うこともあり、最近『検印補佐』という新たな業務を担うこととなりました」
 幅広い仕事をこなすんですね。
「銀行では入行後、ジョブローテーションにてさまざまな業務を経験します。新たに担っている検印補佐とは、上司の薦めによりチャレンジしようと思いました。具体的には、主に店頭窓口で各種事務手続きが終わった伝票等に間違いがないかを再確認する重要な業務です」
 その新しい業務を担うことで給与にも反映されるのですか?
「給与に直接反映はされません。ただ、合併に向けて上司が忙しくしているので、少しでも支店全体の助けになればと。私が入行した時にはすでに統合・合併が決まっていたのですが、当時は『きっと大変なんだろうな』と、まったく他人事でした(笑)。1月のシステム統合後はFFGのシステムに統一される中で、旧親和銀行に入った私は1年目にして教える側になり、旧十八銀行の方から次々質問されて、もういっぱいいっぱいの状態に(笑) それでようやく実感がわいてきました」
 勝手が違うこともありました?
「そうですね、両行間では銀行内で日々使用している用語や係の呼び方ひとつとっても違いました。例えば資産運用の担当者の呼び名を旧十八銀行では『資産運用担当』、旧親和銀行では『FC』と呼び方に違いがあるなど、その違いを認識するまで当初は混乱もありました」

長崎の活性化を下支えする銀行の役割

 武内さんはどうしてこの仕事に?
「活水大学に通っているころ学園祭の運営担当をしました。そこで長崎の地元企業の広告集めを経験している中で現役の当行行員から話を伺う機会が多く、当行の仕事は地元長崎の活性化には欠かせないと感じました」
 大学時代の経験が就職のヒントになることもあるのですね。

当行は若手にも活躍の場があり、最新の商品やサービスを取り扱っていますよ。

ATMの案内に立つことも。「本来、人と接するのが好きなので、お客様との会話が楽しいです。資産運用などの担当も興味があります」

■企業概要

株式会社十八親和銀行

所在地 長崎市銅座町1-11
電話番号 095-824-1818
ホームページ https://www.18shinwabank.co.jp
設立 1939年9月(2020年10月合併)
代表 森 拓二郎
資本金 368億円
社員数 全従業員 3,956名 うち正社員2,613名(男性1,659名、女性954名)
初任給 Fコース大学院卒・大学卒205,000円 
Aコース大学院卒・大学卒195,000円、
短大卒165,000円、高校卒155,000円
休日休暇 土・日・祝(週休2日)、年次有給休暇、連続休暇(5営業日連続)、シーズンスポット休暇(1日/四半期毎)、リフレッシュ休暇(2日/年1回)、アニバーサリー休暇(1日/年1回)
福利厚生 各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度・資格取得補助制度、育児休業制度・介護休業制度ほか
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/無し
採用担当者連絡先 080-8584-5644(牧山 勇)
i-mak@18shinwabank.co.jp

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