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五光電機株式会社(パナソニックグループ)

■トップインタビュー

取材年:2021年

アフターコロナを見据えた
新しい生活様式にも対応しながら
最新設備を提案するエレクトロニクス商社

パナソニックのリーフレットがずらりと並ぶフロア。社長室は2階なのですが、あえて1階が見渡せる一角にデスクを設け、社員と同じ空気感を共有しています。

照明器具もキッチンも一括で取扱い

 設立は1949年という五光電機。田中誠一社長にお話を聞きました。
「当社は、創業73年という歴史を背景に、社名通り長崎の電設資材の卸業を主軸にしてきたのですが、2002年からはパナソニックグループとなり、2019年からはキッチンやバス・トイレなど住宅設備全般の商材も取り扱うようになりました。従来ならば電気工事会社様へは、電設資材卸業者が商売し、キッチン・バス・トイレ等の水廻り商品は、住宅会社様に、住宅設備の卸売業者が商売をするという形態でしたが、当社の場合は電気から住宅設備まで家一軒まるごとのご提案ができる全国でも珍しい形態で、打ち合わせから工程管理も一括で行うことができるのが強みです」
 全体のデザインやこだわりが相談しやすいですね。
「近年はエネルギーをコントロールするエネルギーマネジメント(HEMS・BEMS)がキーワードになり、ITやAIを駆使した技術・商品も日々進化しています」
 ところでコロナ禍で生活様式が変化する中、ビルや住宅への注文も変わってきたと聞きました。
「はい、換気機能付き・除菌機能付きのエアコンや感染防止対策商品など、高付加価値の商品のニーズが高くなりましたね。お客様からの要望も多いので、メーカーの最新情報はそのつど勉強し、なるべくこまめにご提案するように心がけています」

一番大切なのは従業員とその家族

 パナソニックグループということは、労働条件や福利厚生なども整っているのでしょうか。
「共済や健康保険、研修制度などもパナソニックの基準に準じており、また、働き方改革も日々実践しています。月間残業時間は厳しく管理しており、例えばPCは、夜8時までしか使えず、遅くても8時には全員退社しています。
 完全週休二日制もきっちり守りながら、限られた時間の中で最高の成果を上げるよう、システムを整えています。どうしても現場の事情に引っ張られることもある業界おいて、これは画期的ですよ。『会社にとって一番大切なものは従業員とその家族である』という考え方が浸透しています。やはり会社は人ですから」
 その姿勢が、社員の高い定着率や幅広い年齢構成に反映されているのです。

PROFILE

田中誠一さん

代表取締役社長

京都府出身。同志社大学出身。1986年松下電工(現パナソニック)入社。福岡、高松、東京、大阪、広島、仙台、東京を経て、2020年より出向で五光電機の社長に就任。「当社の経営理念は『会社は社会の公器である。地域社会及び業界の発展とお客様の最大の満足に寄与し、社業発展に取組む』 パナソニックの創業者松下幸之助の考えが浸透した会社です」。
休日は浜町ほか外海までドライブしてカフェから海を眺めてリフレッシュすることも。

■社員インタビュー

取材年:2019年

仕事はもちろん、仕事以外の話題でも会話をつなぐ
「会話が弾む→仕事につながる
→成績が上がる」の好循環

営業職は僕にぴったり、評価されるとモチベーションもUPします!

出口麗尉さん

取り扱い商品は、パナソニックや専門メーカーのものも含め20万点以上。メーカーから電気工事会社や住宅会社に納入するだけでなく、その先のお客様への説明のための資料やデータを用意し、実演サンプルなどツールも使います。

32歳で営業所所長に抜擢

 今年で14年目という出口麗尉さんも、設立70周年プロジェクトチームに自ら手を挙げ参画した一人です。32歳にして電材第一営業所所長とは、すごいですね。
「所長といっても、部下が7人の課長待遇です。当社はいくつかの営業所がありますから」と照れ笑い。工業高校を卒業後入社して14年目。営業畑でコツコツ頑張ってきた甲斐がありました。評価されたということは、営業成績も良いのですか?
「そうですね。これまで数字の目標はクリアしてきました。営業職は自分の性格に合っています。外回りでお客様とお話するのが楽しいのです。取り扱い商品の話だけでなく、お酒とかゴルフとか釣りとか、いろいろな話をお聞きして、それで知識もどんどん増えます。20代の若者が好奇心フル回転で尋ねれば、年上のお客様は丁寧に教えてくださいます。誤解を恐れず言えば、とにかく可愛がられること(笑)。そういう関係性が築けたところほど、大きな仕事もいただけます。でも後輩には、『知ったかぶりだけは絶対するな』と諭しています。話が進んだ時についていけなくなるから」

他社とのバッティングも何のその

 所長となった今も得意先まわりをするのですか?
「はい、今もまわっています。多いときは50軒ほど担当していました。長崎エリアは同業他社が多くて、現場で他社とバッティングすることもありますよ。営業マンによっては避けたり時間をずらしたりしますが、僕はあえて乗り込んでいきます。お許しをいただければ同席して、その人が帰るまで僕は帰らない。僕がいないところでいいお話が出るのは嫌だから。チャンスは逃したくないのです。先方が帰ってから僕も席を立ちます」
 真っ向勝負ですね。長崎に残り就職した理由を教えてください。
「僕は母子家庭の3人兄弟なのですが、兄が早くから東京にいっており、僕くらいは母のそばに残っていようと長崎での就職を探しました。この会社は何よりパナソニックの連結会社であることの安定感、将来の安心感が魅力でしたね。実際、営業マンとして商品を紹介する時もナンバーワン品質と胸を張って言えます。

営業職は僕にぴったり、評価されるとモチベーションもUPします!

よりよい暮らしをサポートしてくれるスマートHEMS。IoT、AIにも対応しています。

■企業概要

五光電機株式会社(パナソニックグループ)

所在地 長崎市淵町3-20
電話番号 095-862-5211
ホームページ http://denzai.jp/gkd/
設立 1949年3月
代表 田中誠一
資本金 3,000万円
社員数 全従業員 47名 うち正社員40名(男性31名、女性9名)
初任給 大卒176,000円
休日休暇 土、日、祝日(週休2日)、夏季休暇、年末年始休暇、年次有給休暇
福利厚生 加入保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度、育児休業制度、介護 休業制度、財形貯蓄制度など
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/無し
採用担当者連絡先 095-862-5211(人事経理部採用担当)
goko@gg.panasonic.com

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