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株式会社KTNソサエティ

■トップインタビュー

取材年:2021年

新たな視点、新たな発想で挑戦する
プロフェッショナルな人材を育て
時代の変化に対応していく

ウィズコロナの中で最近増えているイベントのオンライン配信。
クライアントからの要望に応えられるよう機材を整備しスタッフを配置

専門性の高い人材育成に注力

 KTNテレビ長崎のグループ会社として1987年に設立された株式会社KTNソサエティ。主に番組やネットコンテンツの制作のほか各種イベントなども行い、映像制作部門では長崎で重要な立場を担っています。東島尚志社長のお話です。
「テレビ番組はたくさんの人が視聴するため、大きな責任があります。ですから常に緊張感が必要ですし、それと同時に多くの人に番組を見てもらえる喜びがある仕事です」
 カメラマンやディレクターの業務は専門性が高いため、人材育成には特に力を入れており、若手も働きやすい職場環境を整えているとも語ります。
「最初はゼロからのスタート。先輩たちの指導を受けながら少しずつ技術を向上させていきます。また番組制作は肉体的・精神的にきついイメージがあるかもしれませんが、メリハリをつけて休めるようにしています。クリエイティブな仕事なので四六時中やっていても効率が上がりません」

付加価値の高いコンテンツを制作

 テレビの番組制作はもちろん、近年はオンライン配信やネット動画、官公庁のPRビデオの制作なども手がけているKTNソサエティ。2021年10月には新たにオンライン事業チームを立ち上げました。これまで培ってきた番組制作のノウハウを生かしながら、高精細4K映像やVR、ドローン撮影、CGなど最新の技術を駆使して質の高いコンテンツ制作を目指し、時代の変化に柔軟に対応します。
「対面型のイベントとオンライン配信を組み合わせたり、付加価値の高いコンテンツを制作することで、クライアントのきめ細かなニーズに応えています。価値観が多様化する中で、これまでにない新しい視点が求められています」
 そうした変化への対応が求められる時代に、重視しているのは「人間力」と東島社長は語ります。
「テレビやネットは不特定多数に発信するものですが、原点は人と人とのパーソナルな関係です。どれだけ視聴者やクライアントに寄り添えるのか。この人なら任せられると、周囲から信頼される人材を育てていきます。当社では『現状維持は衰退』という意識を強く持って、今後も新しい視点や発想でニュービジネスにも積極的に挑戦していきたいと思います」

PROFILE

東島尚志さん

代表取締役社長

1956年佐世保市生まれ。山梨大学工学部を卒業後、1979年にテレビ長崎に入社。約28年間に渡って報道記者として勤務。2015年にKTNソサエティの常務取締役となり、2020年に代表取締役社長に就任。「地域の課題をビジネスで解決し、社会に貢献できる企業を目指す」という新たな経営理念を掲げて、地域に密着した姿勢を重視している。趣味はウォーキングと低山ハイク。

■社員インタビュー

取材年:2018年

自分から関心をもちながら
視聴者の反応を考えて
訴えかける番組を作ります

好奇心を原動力にして、いろんなことを体験しながら発信できる仕事ですよ!

山口史乃さん

長時間撮影を行なっても、実際に使える映像はほんの一部。番組のテーマはもちろん、視聴者層や時間帯、媒体などを考慮した上で、大切な部分を繋ぎ合わせていきます。全くの未経験から始めた山口さんですが、今では編集機の扱いも慣れたもの。撮影した映像をスムーズに切り取ります。

好奇心を持つことが大切な仕事

 番組制作の全体に関わるディレクター。その仕事の領域は幅広く、入社5年目となる山口史乃さんも「企画や台本、構成の立案、取材同行や編集作業まで。とにかくなんでもしますよ」と笑顔。さまざまな人や団体を取材する中で心がけているのは、自分から興味を持つことだそうです。
「どんな風に切り取れば視聴者に伝わるのか分析することが必要で、まず自分が好奇心をもって接することが大切だと思います。また番組制作では、自分の主観だけではなくクライアントからの要望を常に意識しています。打ち合わせに時間をかけて、どんな映像を求めているのか共有します。先方の一挙一動から感じ取って、映像の打ち出し方を工夫することもありますよ」

目的ごとに動画のテンポを微調整

 一人よがりにならず、常に周りの反応を受け止めることが質の高い番組を作るために欠かせない、とも。ところでテレビといえば専門知識が必要なイメージがありますが、KTNソサエティの場合、もともと未経験だったスタッフが多いと言います。山口さんも同様とか。
「自分に何ができるのか分からず、大学の就活では地元の県内企業を幅広く志望していました。その頃から興味が散漫だったんですけど(笑)、ある意味、ディレクターという仕事は興味を絞り過ぎないくらいがいいのかもしれません。ベテランのスタッフも多く、わからない仕事は一から教えてもらいながら覚えていきました」
 近年はネット向けの短い動画制作の依頼も増加中。山口さんは視聴者の特性を考慮して、撮影や編集のテンポを微調整します。目標は再生数の多い動画を作成して「バズらせること」。しかし逆に、しっかり時間をかけるドキュメンタリー番組にも取り組みたいそう。
「どちらもできるのが我が社の強みかもしれません。いい意味で飽きずに仕事を続けられます」
 まだまだ山口さんの好奇心が尽きることはありません。

好奇心を原動力にして、いろんなことを体験しながら発信できる仕事ですよ!

KTNテレビ長崎の夕方の番組「ヨジマル!」で毎週木曜日にお伝えしている「中継いっぽん勝負!」という長崎亭キヨちゃんぽんさんのコーナーも山口さんの担当。

■企業概要

株式会社KTNソサエティ

所在地 長崎市金屋町1-7(テレビ長崎本館B1F)
電話番号 095-822-1266
ホームページ http://ktn-society.jp
設立 1987年11月
代表 東島尚志
資本金 3,000万円
社員数 全従業員 113名 うち正社員79名(男性48名、女性31名)
初任給 大卒 175,000円
休日休暇 週休2日制 年末年始休暇(12/30~1/3)リフレッシュ休暇(年2日)
福利厚生 加入保険(健康、雇用、労災)厚生年金、有給休暇(バースデー休暇・時間単位有給休暇)、特別休暇・退職金制度・育児・介護休業制度ほか
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/有り
採用担当者連絡先 095-822-1266(山口)
ktns@ktns.co.jp

株式会社KTNソサエティ

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