納品から運用、保守サービスまでワンストップ

　情報システム機器・測量機器の販売、業務システムの開発から運用・保守サービスまでワンストップで提供し、県内を中心に官公庁や学校、企業のITインフラ整備に大きく貢献する、扇精光ソリューションズ株式会社。濵口晴樹社長にお話を聞きました。
「今年グループとして60周年を迎えます。目先の利益にとらわれず、この先伸び続けるために今何をすべきか。自由な発想で新しいことにチャレンジし続けることを大切にしています。これはお客様の会社を思う時も同じです。パソコンやシステムは納品して終わり、では役に立ちません。その都度お客さまの声をお聞きしながら、プロとしてベストな提案をし、タイムリーに修正・改善し続けていく。その中で、私たちはまた次の課題に出会います。県内5カ所、博多に1カ所の支店・事業所を展開。地域ごとに少しずつ異なるニーズに向き合いつづけ、業務システム導入は九州にとどまらず日本全国へと拡大しています」

くんち好きの味方「おくんちナビ」も開発

　長崎くんち期間中、踊り町のだしものの現在位置をwebマップ上で確認できる、大活躍のスマホアプリ「おくんちナビ」も、ここで開発したものだそうですね。
「はい。社員の好奇心から生まれました。グループ会社の測量・設計部門と力を合わせて開発した、地理情報を収集・統合し、道路や水道施設、港湾などの維持管理に活用する業務システムがあるのですが、これらのシステムをもっと身近なところで活用できないかと。アイデアを形にしたいと、手弁当で開発したものです。当時はネット環境もスマホも普及しておらず利用者はわずかでしたが、今は県外の観光客の方にも多く利用していただいているようでうれしい限りです」
　ITで地元の暮らしに貢献できることを社員の皆さんも身をもって実感したでしょう。
「それこそが地元で働く魅力だと思います。家族にも自分の活躍を見てもらえますし、住み慣れた場所で地元だけでなく全国に打って出ることができるのもITの強みですね」