大学の先輩情報が就職の決め手に

　県内の大学で情報システム分野を学んだ道下隼人さん。入社のきっかけとなったのは、大学OBからの体験談でした。
「勤務地にこだわりはなく、最初は関東や関西のシステム会社も志望していました。そんな中で、地元企業のオフィスメーションに就職した大学の先輩から話を聞く機会があったんです。実際に働いているからこそ分かるさまざまな情報を聞きましたが、仕事内容よりも職場環境に関することが中心で『同僚や先輩と気兼ねなく話せる、働きやすい環境だよ』という言葉が印象的でした。身近な先輩の声ということもあり、それがきっかけで入社に繋がりました」

技術力＋コミュニケーション力＋α

　入社5年目の道下さんは、ヘルスケアシステムグループに所属。病院向けの管理システムをチームで担当しています。
「私はフィールドシステムエンジニアという立場で、システムの構築や導入だけではなく、お客さまとの打ち合わせやヒアリング、導入後のサポートも対応しています。技術力だけではなく、コミュニケーション力も求められます。医療制度に関する専門的な知識も必要で、電子化したカルテもシステム管理していることから、トラブルの際には迅速に対応しなければなりません。プレッシャーを感じる場面もありますが、システム導入後に喜んでいただけたり、トラブルに駆けつけて解決した際に感謝の言葉をいただくと、頑張った分が報われますね」
　仕事を通して成長した部分はありますか。
「入社した当初はうまく仕事の優先順位をつけることができず、お待たせしてしまったことがありました。今は先輩のアドバイスのおかげでスムーズに進行できるようになり、もしお待たせする場合は一報入れるなどフォローするよう心がけています」
　これからの仕事における目標を教えてください。
「病院の先生方との大きな会議など、大人数に向けたプレゼンがまだまだ苦手で。ついつい固まってしまうこともあります。先輩たちはそうした場面もうまく処理して進められるので、もっと経験を重ねて、スムーズにプレゼンできるようになりたいです」