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株式会社ゼンリン

■トップインタビュー

取材年:2022年

時代と共に歩み、地図の可能性を広げる。
地図情報を通じて社会のインフラを支える
国内唯一の企業

2020年4月に新設された研究開発室の長崎拠点・長崎R&Dブランチ。長崎の港を一望できる抜群の立地で、若手社員を中心とした活気あふれる環境で研究と向き合えます。

地図と掛け合わせる技術を磨き、暮らしに役立つサービスを

 株式会社ゼンリンは、1948年4月に創業して以来、地図情報を活用した事業を柱としながら、様々な企業のビジネス課題の解決や街づくりの支援を行っています。地図情報に様々な技術を掛け合わせることによって、IoT事業やオートモーティブ事業など、近年注目される分野にもその裾野を広げている。その技術の研究開発を担当しているのが研究開発室。室長の大原さんに研究開発の内容について聞きました。
「まずはAI技術の研究開発です。例えば、車にカメラを搭載して街中を走り、撮影した画像から標識や路面ペイントを自動認識することで、より正確かつ効率的に地図データを作成していくことができます。また、高精度・高詳細の3D地図の開発にも取り組んでいます。現在ゼンリンでは、自動運転用の地図を提供していますが、この3D地図を参照することによって、道路の曲がり具合や坂の勾配(上り下り)の情報を正確に得ることができ、自動車の速度調整(加減速)をより緻密に制御することが可能になります」
 技術を掛け合わせた地図データが、私たちの暮らしをより豊かにする。そんな未来が伺えました。

チャレンジ精神が、地図の可能性を引き出す

 ここでの働きがいを、大原さんは次のように語ります。
「人が見るものだった地図は、今では機械が読むものへと変化しています。地図の利用用途は技術の進歩と共に広がりますので、チャレンジ精神や創造することが好きな方にとっては、非常に面白い分野ではないかと考えています。地図情報を通じて世の中の役に立つことができるのは、ゼンリンで働く魅力だと思いますね。また、研究開発室の長崎拠点である長崎R&Dブランチに関しては、5年、10年先に向けた応用研究を腰を据えて行えることが特徴ですので、先の見えない将来に向けて思いっきりチャレンジできる場所です」
 また、地図データの活用の幅を広げる重要な役割を担う研究開発室において、大切にしていることを聞きました。
「研究開発を推進する場面では、役職によるトップダウンだけで進め方が決まるのではなく、技術者の多様な意見の中から技術的な正しさで意思決定を進めていくことを大切にしています。メンバー間では『室長』や『部長』という呼び方はせずに、『さん付け』で呼び合うなどして、できる限り皆が意見を言いやすい環境づくりに努めています」

PROFILE

大原浩幸さん

研究開発室室長

福岡県出身。九州工業大学・大学院を卒業後、2000年に株式会社ゼンリンに就職し、研究部門に配属される。2022年4月から研究開発室長に着任。北九州・博多・東京・長崎の4つの拠点の研究開発活動のマネジメント、推進をしている。趣味は、お子さんとのテニス。

■社員インタビュー

取材年:2022年

「地図が苦手な私でも」
最先端技術とともに自らをアップデート
技術者としての成長を求めて

フレックス制度を採用しているので、自分のペースで働くことができます!

松下いよさん

一人じゃ解決できないことも、頼りになる先輩方に支えられながら解決していける働きやすい環境です。

地図を気軽に使ってもらえるようなサービスを届けたい

 山口県出身の松下さんは、福岡県の専門学校を卒業した2016年に株式会社ゼンリンへ就職。2020年、長崎R&Dブランチの開設と同時に異動されました。そんな松下さんに、入社のきっかけについて、聞きました。
「専門学校でIT関連の勉強をしてきたので、学んだことを生かせる会社に入りたいと思っていました。正直に言えば、私は地図を読むのが苦手です。私のように、地図を読むことが苦手な人でも気兼ねなく利用できるサービスをつくりたいと思って、ゼンリンへの入社を決意しました」
 入社後は、商品に近い部分の開発に携わってきたそうですが、長崎R&Dブランチというゼンリン初の研究拠点の新設を知り異動を志願。社内での面接などを経て、配属となりました。
「AIなどの最先端技術に触れられる場所で、技術者としても成長したいという思いがありました。入社後に長崎へ行くなんて想像もしていませんでしたが、自分のやりたいこと、興味のあることにチャレンジできる自由な環境で働くことができて楽しいです」

最先端技術に触れながら、仮説に対する検証を重ねていく

 現在は、国内外の論文などを参考にしながら、自社のサービス開発に関する研究に携わっているという松下さん。『エンジニア=一人で黙々と働く仕事』というイメージがあったそうですが、今ではチームでのコミュニケーションをより大切にされているそうです。
「入社してみて、パソコンと向き合う以外の作業も多いことがわかりました。長崎R&Dブランチの同僚は同世代なので、コミュニケーションは取りやすいですね」
 働く環境だけでなく、仕事のやりがいについても話してくださいました。
「既存技術を参考にシステムを構築し、一つひとつ仮説を立てて検証をして、自社のサービスに活かせる技術を研究することが私たちの仕事です。仮説がぴったり当たることは少なく、大変だと感じる部分もあります。それでも、原因を解明する過程や、それを経て想定通りの結果を得られた瞬間はとても楽しいです」
 いずれは、研究した技術を自社のサービスに活かしていけるように。そして、一人の技術者として常にアップデートしていけるように。松下さんの飽くなき向上心が、ゼンリンを支えています。

フレックス制度を採用しているので、自分のペースで働くことができます!

集めた地図情報は、災害時に役立つ広域地図や、様々な企業のビジネス加速につながる販促マップなど、様々な形に姿を変えて全国で活用されています。

■企業概要

株式会社ゼンリン

所在地 福岡県北九州市戸畑区中原新町3番1号
(長崎R&Dブランチ)長崎市出島町1番43号 D-FLAG 204号室
電話番号 093-882-9050
ホームページ https://www.zenrin.co.jp/
設立 1961年(昭和36年)4月
代表 代表取締役社長 髙山善司
資本金 65億5,764万円
社員数 全従業員 2,629名 (男性1894名、女性735名)うち正社員2440名
初任給 大学卒 212,000円
大学院了 213,600円
休日休暇 完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始、夏期休暇、年次有給休暇
福利厚生 【加入保険】健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
【各種制度】退職金(確定給付年金、確定拠出年金)、従業員持株会、団体保険、カフェテリアプラン
【諸施設】独身寮、社宅、保養所など
インターンシップ
受け入れなど
インターンシップ受け入れ/有り
大学生アルバイト受け入れ/無し
採用担当者連絡先 氏名:古川 智寛
電話番号:093-882-9051(総務人事部人事課)
メールアドレス:jinji_s_saiyo@zenrin.co.jp

株式会社ゼンリン

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