■トップインタビュー
取材年:2022年
支所(配送事業所)にはずらりと並んだトラックが。仕分け作業などを経て、ここから配送スタッフが組合員の各家庭まで商品を届けます。
長崎県民の暮らしを、文字通り“ゆりかごから墓場まで”サポートする生活協同組合(以下、生協)。最も古い歴史を辿れば、ララコープの歩みは1949年に佐世保から始まりました。そこから店舗が増えたり、名称を変えたりしながら、1999年に県内の2つの生協が合併してララコープが誕生。生協の組合員によるネーミングの募集と投票により、「LIVE AND LIFE AMUSEMENT」の頭文字を取って、ララコープに決まりました。これまでのこと、そしてこれからのことを伺うべく、代表理事 理事長の石原さんにお話をお聞きしました。
「組合員の数は年々増加しています。合併当時は12万世帯だったのが、現在は22万世帯を超えました。特に、コロナ禍に入ってから巣ごもり需要で宅配の人気が高まっているのです。また、長崎は高齢化が進んでいますが、高齢者の組合員ほど生協の宅配を頼りにしてくださいます。我々の配達はトラックが入っていけないどんな坂でも、どんな階段でも商品を担いでお宅の玄関先までお届けするので、本当に便利でありがたいというお声をいただきますね」
まさに、生活者のニーズに応える事業を展開されていました。
ララコープでは、どんな働き方ができるのでしょうか。
「店舗事業・無店舗事業(宅配など)・共済事業の3つの柱で成り立っています。新人はまず、組合員と密接に関わる無店舗事業から経験していただきます。研修や先輩のフォローに助けてもらいながら、雨の日も風の日もトラックを運転して商品を届けに行くのです。まずは組合員からの感謝の気持ちや言葉を肌で実感するところから始めることが大切。そこを経験してから、いろんな部署で若い職員がアイデアを出しながら活躍してくれていますよ」
最後に、代表理事 理事長の石原さんが考える組織づくりについてお尋ねしてみました。求める人財像は、元気があること、やさしさがあること、そして自ら成長する意欲があることだと話します。
「特に重視するのは、やさしさ。生協というたすけあいの組織において、組合員に提供する前に自分たちが実践できていなければなりません。アンケートで調査したり、『やさしい生協づくり推進委員会』で協議したりなど、組織全体をあげてお互いを思い合えるやさしい環境づくりに励んでいます」
誰かの役に立ちたい。そんな思いを抱く人が、心から素直に気持ちよく働くことができる職場です。
PROFILE
石原茂さん
代表理事 理事長
1959年長崎市生まれ。専修大学商学部を卒業後、1983年に長崎市民生協に入協。配達担当を経て、支所・店舗・組合員活動などの責任者を歴任。店舗事業本部長やコープ九州事業連合への出向を経験した後、2007年より常勤役員、2011年より専務理事を務め、2015年に理事長に就任する。学生時代のラグビー部の「One for all , All for one」という精神と生協の理念が合致している。
■社員インタビュー
取材年:2022年
普段の関わり合いの中で、悩みごとの相談や課題解決もしっかりサポートしてもらえます!
石原美優さん
テレビやSNS、ホームページを活用しながら、ララコープや商品の魅力などを発信しています。
長崎県立大学を卒業後、2021年4月に入協した石原さん。ララコープとの出会いは、大学1年生の頃に参加したボランティアでした。その後、なぜ入協を決意されたのか尋ねてみました。
「就活をする時期になって『これがやりたい!』という明確な目標がありませんでした。そのタイミングでララコープの存在を思い出して、ワンデーインターンに参加させてもらいました。お店での販売や商品の配達、組合員活動など、幅広い事業を手掛けていて、『ここなら、たくさんのことを経験しながら成長できるかも!』と感じたことが一番の理由です。長崎市での就職を考えていたので、自分にぴったりだと思いました」
配達の際に使うトラックの運転には不安を感じていたものの、入協後は丁寧なサポートを受けることができたと振り返る石原さん。週に一度訪問する配達先で生まれる会話に、人との繋がりやあたたかさも感じられているそうです。
「運転や配達に慣れてくると自分のペースで働けるのも、魅力のひとつです。おすすめした商品を買ってくださった組合員から『おいしかったよ』と声をかけていただけたときは嬉しかったですね」
2年目を迎え、広報広聴部の一員となった石原さん。現在は、ララコープで取り扱っている商品の魅力や、事業と運動に関する情報を発信されています。
「2022年4月からはテレビのコーナーを担当しているのですが、放送で取り上げる商品を選ぶところから出演まで、広く携わらせてもらっています。もともと写真を撮られたりすることは苦手だったのですが、これも仕事だと自分を奮い立たせました。今では、ホームページやSNSの更新も担当しています。私たちが発信した情報が誰かの目に留まって、『生協入ったよ!』と言っていただけるように、子育て世代や働き世代の方にも、生協や商品の魅力を届けていきたいです」
『初めて』に溢れている新卒採用で、一歩ずつ活躍の場を広げられている石原さん。どんなことにもチャレンジする積極的な姿勢が、成長を後押ししているようです。
普段の関わり合いの中で、悩みごとの相談や課題解決もしっかりサポートしてもらえます!
生活協同組合ララコープ
石原美優さん
満天の星空を眺めながらリフレッシュ!
休日は友達と一緒にドライブを楽しんでいるという石原さん。仕事柄、運転にも慣れてきたことから、近頃では島原や佐世保まで足を伸ばすことも増えたそうです。また、学生時代に地元を離れて一人暮らしをしていたこともあり、実家で暮らす安心感からのんびりする日もあるとか。マイブームについて訊きました。
「毎晩、家の近くを散歩するのが日課なんです。星空を眺めたりしていると、頭もスッキリして悩みも吹き飛びます! たまに家族と一緒に歩いたり、私にとっては欠かせない時間です」
地元の大学生がインターンシップでララコープを訪問。石原さんが学生の皆さんの前で仕事紹介や質疑応答に対応しました。
■企業概要
生活協同組合ララコープ
所在地 | 長崎県西彼杵郡長与町岡郷1474 |
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電話番号 | 095-887-0300 |
ホームページ | https://www.lala.coop/ |
設立 | 1999年4月1日 |
代表 | 代表理事 理事長 石原茂 |
資本金 | (出資金)85億4,168万円 |
社員数 | 全従業員 1,320名 (男性528名、女性792名)うち正規職員219名(男性192名、女性27名) |
初任給 | 院卒 224,000円 大卒 220,000円 短大卒 200,000円 高卒 190,000円 ※いずれも新卒の場合 ※超過勤務手当別途(月平均24時間程度) |
休日休暇 | 107日 ※1か月単位の変形労働時間制 入協6か月経過で有給休暇10日付与(年間5日指定取得) 年間有休平均取得日数 10日 |
福利厚生 | 雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金・厚生年金基金・産前産後休暇他・育児休業・介護休業・慶弔休暇・転勤休暇・退職金制度あり(勤続3年以上)・交通費支給(上限あり)・住宅手当・家族手当・職務手当・単身赴任手当・共済会・他 |
インターンシップ 受け入れなど |
インターンシップ受け入れ/有り 大学生アルバイト受け入れ/有り(条件等:時給:~17時890円 17時~975円 交通費:規定支給 超過勤務手当 別途支給 その他各種手当) |
採用担当者連絡先 | 氏名 :新宮 菜穂子 電話番号:095-887-0300 メールアドレス:lala-saiyou@lalacoop.jp |