■トップインタビュー
取材年:2022年
『まるたか生鮮市場』は、諫早市を本社として長崎市内を含め現在19店舗を展開中。安心・安全で新鮮な商品をどこよりも安く提供することを目指し、更なる成長、発展へとその歩みを進めています。現在の『まるたか生鮮市場』の展開には、髙尾社長の並々ならぬ努力がありました。
「社長に就任した当時は、駐車場のないお店や、安く新鮮な食品を売っているお店が少なかった。だから、全国の市場を行脚して、長崎での商売に活かせることがないか学ぶ時期もありました」
19店舗にまで拡大した理由は、会社で大切にしている理念にあると髙尾社長は言います。
「私が子供の頃、諫早で大水害がありました。お店も水に浸かって商品もダメになってしまったのですが、復旧を急ぎ、地域の人のために安い価格で販売を再開したんです。長崎大水害のときも、日用品の在庫をトラックに積んで届けに行ったりもしました。地域の方が困っているときにすぐ動くことで、喜んでいただけます。『できる限りお店を開き続ける』、この姿勢がとても大切だと考えています」
『お客様との触れ合いを大切にし、お客様から愛され、信頼される店づくりのために日々努力します』という経営理念を、社長自らの行動で示し続けています。
お客様に新鮮な商品を届けることはもちろん、その中で見えてくる仕事の本質にこそやりがいがあると、髙尾社長は話します。
「たとえば、肉や野菜や惣菜。自分たちが作業場で作ったり加工した商品が、目の前で売れたり、売れなかったりする。いずれの場合でも、その理由が見えてきます。それが楽しいんですね。男性や女性、大人や子ども。そして、ひとり暮らしや家族と暮らしている方まで。さまざまな環境で暮らすお客様一人ひとりに向けて、どんな商品を提案していけるか。これがやりがいになるはずです」
最後に、求める人材像について聞きました。
「お客様や従業員とコミュニケーションが取れる人が理想です。最初はうまくコミュニケーションが取れなくても、惜しまず努力をしてほしい。円滑な仕事には連携が必要だと思いますし、それは人生も同じです。頭の善し悪しではなく、コミュニケーションを取れる人が成長できます。学歴をコンプレックスに感じる必要はなく、学ぼうとする力が大切だと思っていますよ」
PROFILE
髙尾茂さん
代表取締役社長
1945年諫早市生まれ。九州大学工学部卒業。1971年に丸髙商事株式会社入社し、1986年に代表取締役副社長に就任。1992年に代表取締役社長に就任する。求める人材像は「コミュニケーションが取れる人」「何事にも熱心に向き合う意欲がある人」「自ら学ぼうとする力がある人」。
■社員インタビュー
取材年:2022年
上司や同僚と連携しながら、傷んだ食材やPOPの値段に間違いが無いかをチェックしていきます!
宮副敬さん
『お店の顔』とも言われる青果コーナー。商品チェックから陳列作業に至るまで抜け目なく行われている宮副さんの、お客様に対する親切心が感じられます。
長崎で生まれた後、高校までは佐賀県で過ごしてきた宮副さん。就職は地元の長崎でしたいという思いから、長崎の大学に入学を決めました。大学時代に学んだ専門的知識を活かせる職に就くか悩んだ末に、宮副さんの気持ちは「人と関わる仕事」に向かっていたと言います。
「学生時代は飲食店でアルバイトをしていました。その頃から接客や人とコミュニケーションをとる仕事が好きだと感じている自分がいたように思います。そんな中、就職先を考えていた時に真っ先に思いついたのが、丸髙商事でした。祖父母の家が本社にとても近く、まるたか生鮮市場は幼少期の頃よく買い物に来ていた場所。僕にとっては、思い入れのある場所だったんです」
思い出のお店への入社を決めた宮副さんは、入社後、三城店の青果部門に配属。現在は、野菜や果物の加工や陳列、店頭での販売の業務を担っています。
仕事へと真摯に向き合う宮副さんの姿勢は、お客様にも届いているようです。
「商品の陳列は、僕たち従業員の大切な仕事のひとつです。お客様が手に取りやすい陳列を工夫しているのですが、心を込めて作った売り場から商品が売れたときの達成感はとても大きいです。お客様に商品の場所を案内した際にいただく『ありがとう』のひと言にも元気をいただいてます。小さなことかもしれませんが、この瞬間にやりがいを感じます」
「お店に入って、お客様が最初に目にするコーナーが、僕たち青果部が担当する売り場です。『お店の顔』と言われるこの場所を丁寧につくるのは、とても重要な役割だと感じています。冬場のお鍋の具材をはじめ、季節を感じられる食べ物に着目いただいて、買いたいと思っていただけると嬉しいです」
毎朝の商品チェックから陳列まで、入念な準備を行なっている宮副さん。そこには『安全で新鮮なものをお客様に届けたい』という優しさが詰まっていました。
最後に、そんな宮副さんの目標について聞きました。
「野菜や果物をはじめ、一年を通して流通の流れを把握できるようになりたいと思っています。旬の食材の選び方、おいしい食材の見分け方などの知識を身につけながら、お客様により良い商品を届けられるようになりたいです」
上司や同僚と連携しながら、傷んだ食材やPOPの値段に間違いが無いかをチェックしていきます!
丸髙商事株式会社(まるたか生鮮市場)
宮副敬さん
仕事もプライベートも充実しています!
「前日の売上確認、当日のチラシに掲載されている特売商品のポップの交換、値札・商品の確認、陳列。出勤後の時間帯が最も忙しいですが、この部分を怠らないことが大切だと考えています」
出勤後のルーティンを話してくださった宮副さん。丁寧に並べられた商品へのこだわりを聞くと、次の買い物が楽しみになりますね。
休日は、お付き合いされているパートナーとのドライブを楽しまれているそうです。公私共に、充実感あふれる笑顔が印象的でした。
店舗までの買い物が難しいときは、『まるたかネットスーパー』が便利。朝8時までの注文で、長崎県内のご家庭に新鮮な野菜や果物が届きます。
■企業概要
丸髙商事株式会社(まるたか生鮮市場)
所在地 | 長崎県諫早市幸町308番地1 |
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電話番号 | 0957-22-3404 |
ホームページ | http://www.maru-taka.net |
設立 | 1947年 |
代表 | 代表取締役社長 髙尾茂 |
資本金 | 1,000万円 |
社員数 | 全従業員 1,070名 (内 正社員238名) |
初任給 | 高卒 158,000円 / 短大卒163,000円 大卒 168,000円 |
休日休暇 | 年間休日数 96日(月7~9日) |
福利厚生 | 制服貸与、インフルエンザ予防接種全額会社負担 |
インターンシップ 受け入れなど |
インターンシップ受け入れ/有り 大学生アルバイト受け入れ/有り |
採用担当者連絡先 | 氏名: 人事部 採用担当(カワノ・ナス) 電話番号:0957-22-3404 メールアドレス:jinji@maru-taka.net |