誰もが楽しめる体験型リゾートをめざして

　エンターテインメントリゾートをテーマに、時代に合わせた宿泊施設やアクティビティを打ち出し続ける　i＋Land　nagasaki。田中正男社長兼COOに、その革新的な取り組みとこれから目指す未来について伺いました。
「まず事業の中心となる宿泊に関しては、これまで中心だった団体客やファミリー層に加えて、少人数で訪れる旅行客の需要の掘り起こしも進めています。昨年にはペットと一緒に遊べるバークロッジや、焼きたてのパンを楽しめるベーカーズファクトリーも新設し、若者や女性に向けたアピールを行なっています。また2017年この伊王島に日本初上陸したアイランドルミナも好評で、幻想的な空間に驚いてくださる方も多いようです。こうした世代を問わず楽しめる体験型の施設は長崎には少ないので、今後も力を入れていくつもりです。さらにもともと炭鉱の島として栄えた伊王島にはカトリックの教会もあり、歴史的・文化的な魅力があります。i＋Land　nagasaki　の施設だけではなく、そうした島全体をプロモーションしようと事業を拡大しています」

社員の経験・学歴・国籍問わず、平等に評価

　若手の社員も積極的に評価して、役職を与えているそうですね。
「はい。現在マーケティングを担当しているのは、本社採用2年目の社員です。ホスピタリティ精神を身につけるのは基本ですが、その上で自分の意見を言えて日々努力を重ねられる人は、経験・学歴・国籍問わず平等に評価します。社員の頑張りをきちんと評価することでモチベーションも向上し、それが企業の売り上げ、最終的にはブランド力に繋がると考えています」
　今後の事業における目標を聞かせてください。
「大きなスローガンとして、地方創生というものがあります。売り上げや利益を社会に還元し、そして人材確保という面でも長崎の雇用に貢献する。もちろんすぐに結果がでるものではありませんが、3年、5年と先を見据えた上で取り組んでいきたいと思います」